ゲーンズ, N.B.(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

ゲーンズ, N.B.

Gaines, Nannie Bett

1860.4.23~1932.2.26

ゲーンズ, N.B.

ゲーンズ, N.B.

アメリカ・南メソヂスト監督教会宣教師。
広島英和女学校初代校長。
幼稚園および保姆養成科を開設した。
前者は聖和幼稚園の起源、後者は聖和短期大学保育科および聖和大学教育学部幼児教育学科の起源である。

ケンタッキー州モーガンフィールドに生まれる。
Nannie Bettは自身も用いた愛称で、正式にはAnne Elizabeth。
同州のフランクリン・フィーメール・カレッジを卒業。
ケンタッキー州とフロリダ州のパブリックスクールで教えた後、フロリダ・カンファレンス・カレッジの教員となった。
また、シカゴのクック郡師範学校とナショナル・キンダーガーテン・カレッジで学んだ。

Christian Advocate誌に掲載された南メソヂスト監督教会による日本への教育宣教師募集の記事を読んで、応募。
1887年夏、日本への派遣の通知を受け、同年10月、W.R.ランバス一家とともに、広島に到着した。

1889年9月、広島英和女学校の初代校長に就任。
地元の要請を受けて91年9月、幼稚園を開園。
しかし、同月、台風で園舎が倒壊。
さらに、翌10月、不審火で女学校の校舎が全焼するという困難に遭遇したが、92年、園舎と校舎を再建。
95年、広島女学校保姆養成科を開設。
1908年、保姆養成科を保姆師範科に改組。
ランバス記念伝道女学校との再編により21年、ランバス女学院が大阪に設立された。
20年、広島女学校の名誉校長となって以降も、教育と伝道に情熱を注ぎ続けた。
ゲーンズは、常に最新の学問を求め、サムライのような精神を持ち、冷静、厳格であると同時に、情熱的で愛に満ちた人であったと伝えられている。

【文献】『聖和保育史』1985;『広島女学院百年史』1991;S.M.ヒルバーン,佐々木翠訳『ゲーンス先生』2002(原著は1936)