北野大吉(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

北野大吉

きたのだいきち

1898.6.28~1945.10.12

北野大吉

北野大吉

高等商業学部教授。
神戸市に生まれる。
関西学院中学部卒業の1917年、神戸高等商業学校予科に入学。
20年に同校本科第2年修了後、東京商科大学に入学。
卒業論文は「ウヰリアム・モーリス」であった。
同校卒業の23年6月関西学院高等商業学部教授となり、経済史、社会政策などを担当。
27年同窓国本[イワオ]の援助によってイギリスに留学。
同窓柴田享一の経済的援助によってR.オーエン関連の貴重図書を購入、後の柴田文庫となる。
相撲部顧問。
28年に受洗。
41年に関西学院を退職、上海東亜同文書院教授となり、42年、経済学博士、43年、臨時学長代理。
上海で客死。

 北野の学問的業績には、『英国自由貿易運動史』(1943)に代表されるイギリスの自由貿易史の研究、『婦人運動の開祖メリー・ウォルストンクラフト―彼女の生涯と思想―』(1930)に代表されるイギリスのフェミニズム運動の先駆者M.ウルストンクラフトに関する日本初の伝記的研究、『芸術と社会』(1924)に見られるW.モリス研究、さらに『ロバートオーウェン、彼の生涯、思想並に事業』(1927)に代表されるオーエン研究などがある。

【参照】Ⅰ 353,374【文献】『東亜同文書院大学史』1982;大吉会『北野大吉先生を偲ぶ』1992;『関西学院史紀要』(7)2001