関西学院会館(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

関西学院会館

関西学院会館

関西学院会館

1999年10月、関西学院会館は創立111周年記念事業計画の建設事業の一環として建設された。
同窓生(開館時点で約18万名)をはじめ学院にゆかりのある人々、教職員、学生・生徒が交流するための場であり、またキリスト教主義に基づく生涯学習の場として、さらには建学の精神を高揚することを願って建設された。
建設当時の山内一郎院長の言葉によれば「母校は卒業しても、alma mater(育ての母)であり、時が経つほど校風との絆が強くなる」ことが実感できる新生の場である。
関西学院関係者以外の人には関西学院と関西学院のもつ文化的雰囲気が感じられる場の一つとなっている。
日常運営は外部に委託し、統括を学院が行っている。

 旧日本人住宅跡地に建設された関西学院会館は他の校舎建築と異なる個性を主張している。
アーチ形の門を入るとほどよい中庭があり、保健館側の廊下とスパニッシュ風のパティオを演出している。
大きな建物であるが、巧みに残されたセンダンやモミの大木などに包まれ、西宮上ケ原校地の景観に溶け込んだ落ち着きを感じさせる。
館内には、ベーツチャペル、レセプションホール、会議室、研修室(1階に1室、2階に和室4室、洋室2室)そしてレストランがあり、礼拝、学会、講演会、各種会議・会合、懇親会、同窓会、結婚式、披露宴等、少人数から500名規模のさまざまなプログラムを、キャンパスに隣接する場で行うことができるようになった。
1999年7月竣工、鉄筋コンクリート造り陸屋根地下1階付き3階建て、延べ床面積5,355.24㎡、設計・施工は竹中工務店。

 建築同様、造園もまた地域社会と共生しランドスケープを共有するコンセプトを基に計画が立てられた。
外国人住宅1号館(ベーツ館)と2号館(オハラホール)を取り込んだ北側の庭園は広々として野外パーティなどの絶好の場となっており、西側と南側は地形、学内環境に調和する植栽がなされている。
春は桜、秋は紅葉と、簡単明瞭な植栽が基本となっているが、四季それぞれに楽しめ、気どりのない空間が構成されている。

 旧同窓記念会館(1959年竣工、2002年取壊し)にあった総務部校友課(現、法人部校友課)、同窓会本部、ケージークレセントも会館の完成と同時に館内に移転した。

 この旧同窓記念会館は、関西学院創立70周年、1959年11月に竣工、鉄筋コンクリート造り、瓦葺き、2階建て、延べ床面積633㎡であった。
設計はヴォーリズ建築事務所で、60年代のモダンな直線を生かしたものであった。
当時、大学本館に隣接して建物西側に新月池をのぞむ位置にあり、学院が土地を一部提供し、同窓会の募金によって完成された。
その後、学院同窓会の中心的な役割を担いつづけた。
関西学院会館の完成を受けその役割を譲り、現在、その跡地に法科大学院の校舎が設けられた。