河辺満甕(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

河辺満甕

かわべみつかめ

1897.7.29~1970.4.1

河辺満甕

河辺満甕

大学予科長、新制高等部初代部長、宗教総主事。
兵庫県淡路島に生まれる。
1916年、大阪の今宮中学校を卒業し関西学院高等学部文科に入学。
同学部卒業後は、アメリカ・イリノイ州グリンヴィルカレッジ、ドゥルー神学校、イギリスのエディンバラ大学、オックスフォード大学、カナダ・トロント大学に留学。
1926年、関西学院文学部の英語・英文学・聖書の教員として赴任した。
48年、大学予科長から新制高等部の初代部長に就任し、58年までその重責を果たした。

 部長就任に際して「敬虔な教養のある強い人間の養成、キリスト教的世界観の上に学問を植えつける、大学との連絡を保ちつつ独立し、高校の自治、自立を維持する」と高等部教育の方針を表明した。
河辺の教育方針を支えるのはイギリスのパブリックスクールの教育理念であり、ディシプリン(discipline)によって強靱な精神が青年の心の底に根づくことを信じて、その実践を試みた。

 現在、高等部で刊行されている教師の研究誌『論叢』は、河辺から第2代部長加藤秀次郎への交代期に、河辺の宗教総主事就任を記念して創刊されたものである。
著書に『概説旧約地誌』(1933)、『千里山の声』(1971)がある。

【参照】Ⅰ 347;Ⅱ 66,83,93,97,293,312【文献】『関西学院高中部百年史』1989