カナダ・メソヂスト教会(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

カナダ・メソヂスト教会

Methodist Church of Canada:The Methodist Church,Canada(MCC)

 18世紀後半、アイルランドやイングランドからの移住者によってメソヂスト運動はカナダにもたらされた。
カナダにおけるメソヂスト教会の宣教活動は、1790年以来、アメリカのメソヂスト監督教会の管理下にあったが、1828年、独立したカナダ・メソヂスト監督教会となり、33年、英国ウエスレアン教会による伝道教会をあわせ、カナダ・ウエスレアン・メソヂスト教会が組織された。
さらに74年、これに東部英領アメリカ・ウエスレアン年会およびニュー・コネクション・メソヂスト教会カナダ年会が加わり、この3教派教会が合同してカナダ・メソヂスト教会を形成した。

 明治政府により江戸時代以来の禁教政策が事実上撤廃された1873年、カナダ・ウエスレアン・メソヂスト教会は最初の外国宣教の地として日本を選び、二人の宣教師D.マクドナルドとG.カクランを派遣した。
その翌年のカナダ・メソヂスト教会の成立により、日本宣教はカナダ・メソヂスト教会のトロント年会に継承されることになる。
日本においては、特に東京、静岡、山梨、長野などを中心に宣教活動を展開し、多くの教会や学校などを設立したが、学校事業としては東洋英和学校、東洋英和女学校、静岡英和女学校、山梨英和女学校が代表的なものである。
しかしながら、99年、国家主義的な文部省訓令第12号によって東洋英和学校などのカナダ・メソヂスト教会の男子校事業が頓座を余儀なくされることになるが、実はその男子校の頓座と新たな展開を求めての祈りこそが、1910年に南メソヂスト監督教会からの呼びかけもあり、カナダ・メソヂスト教会が関西学院の学校経営に共同参加する動機となったのである。

【参照】Ⅰ 217-228