カナダ合同教会(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

カナダ合同教会

United Church of Canada(UCC)

 1925年にカナダ合同教会がメソヂスト教会、長老教会、会衆教会の三教派の教会から成立した出来事は、世界のエキュメニカル運動の歴史にとって画期的な出来事であった。
この合同教会が成立する半世紀ほど前から合同への機運があったことは、例えば、1874年に長老派のすべてを包括するカナダ長老教会、84年にメソヂスト派によるカナダ・メソヂスト教会、そして1906年には会衆諸派によるカナダ会衆派合同がそれぞれ成立していたという一連の合同運動からもうかがえる。

 カナダ合同教会の成立要因としては、19世紀後半からさまざまのかたちで生起してきたエキュメニカル運動、わけても1910年のエディンバラでの世界宣教会議の影響があげられる。
また国内的には、広大な国土の中で、特に新しく開拓された西部における具体的な宣教活動の中から強く促されてきた実践的要請であったといえる。
しかもこの合同は、約20年間にわたって教会合同のための基礎をめぐって論議を重ねた新しい教会の在り方を目指す試みであり、その後、日本基督教団も含めて世界に30以上の合同教会が誕生してくるモデルともなった。
関西学院に派遣されたカナダからの宣教師は、この25年の合同教会の成立を境に、その派遣教会がカナダ・メソヂスト教会からカナダ合同教会に変わっている。

【参照】Ⅰ 218,462