パルモア学院(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

パルモア学院

 神戸市中央区にある英語専門学校。
1886年、神戸に着任したアメリカ・南メソヂスト監督教会宣教師J.W.ランバス一家によって、着任2日後の11月27日にその居館である居留地47番の2階に「読書館」を設け英語塾を開いたことに始まる。
折から来日中のアメリカ・ミズーリ州で牧会に当たるW.B.パルモアがこの活動に興味を示し、以後毎年図書と100ドルの寄付を行うことを約束したことから、読書館が「パルモア学院」(Palmore Institute)と命名された。
その後、同学院は経営が不安定なため何度も閉鎖が考えられたが、M.I.ランバスなどの女性宣教師の働きによって、徐々に女生徒も受け入れられた。
1910年にはJ.S.オックスフォードが宣教師として同学院に赴任し、教育内容の充実を図り、実用英語科、速記科、タイプライター科を設置し、広く実業教育を展開した。

 神戸市が国際港湾都市として発展する中でパルモア学院在学生も増大し、女子生徒を独立した機関で教育すべきことが検討され、C.G.ハランド宣教師により23年にパルモア学院女子部が独立することになった。
パルモア学院そのものは戦時中は事実上の活動休止に追い込まれたが、戦後改めて英語教育の専門学校としての活動を再開し、戦後順調な英語教育を展開し1990年には全日制のパルモア学院専門学校を設置した。
高度な英語職業人を育成するための英語技能習得を目指し、経営上の危機などに直面しつつもそれを克服し、2006年に創立120周年を迎え、翌年、神戸市中央区北長狭通からJR神戸駅前の現校舎に移転した。

【参照】Ⅰ 60