バローズ,M.J.(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

バローズ,M.J.

Barrows,Martha Jane

1841.7.26~1925.3.13

バローズ,M.J.

バローズ,M.J.

アメリカン・ボード(会衆派)の女性宣教師。
J.E.ダッドレーとともに神戸女子神学校(後の聖和大学の前身の一つ)の創立者。
ダッドレーの母方の従妹。
バーモント州ミドルベリーに生まれる。
マウント・ホリヨーク・フィーメール・セミナリーで学んだ後、1875年、日本伝道の招請を受け、76年4月来日。
神戸の山本通の「女学校」(後の神戸女学院)に着任した。

 1880年10月、ダッドレーと神戸の下山手通6丁目花隈町のスズキタイロウ(漢字不明)方の借間を教室として、日本初の女性の伝道者養成のための聖書学校を始めた。
これが神戸女子神学校の起源であり、後の聖和大学は、この年を創立の年とした。
81年、聖書学校は中断を余儀なくされたが、84年11月、2人は中山手通6丁目番外1、通称59番において、神戸女子伝道学校として再開した。
この学校は後に神戸女子神学校と称せられるようになった。

 学校で教える傍ら中国、四国地方や西宮、姫路、丹波を訪問し伝道した。
また、神戸教会で女性のための聖書クラスを長年担当。
学校では、新約聖書を担当した。

 在日期間は半世紀近くに及び、多くの人を信仰に導いた。
1924年11月、惜しまれながら老齢のため引退し、帰国の途についた。
25年3月13日、カリフォルニア州クレアモントで永眠。
サンディエゴで眠る姉のそばに埋葬された。

【文献】『天上之友 第二編』1933;『神戸女学院百年史』(総説)1976;竹中正夫『ゆくてはるかに:神戸女子神学校物語』2000