小野善太郎(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

小野善太郎

おのぜんたろう

1875.8.5~1965.7.19

小野善太郎

小野善太郎

礼拝主事、関西学院教会初代牧師。
福島県安達郡獄下村に生まれる。
17歳の時、長野市で平岩愃保から受洗。
東洋英和学校を卒業、カナダ・メソヂスト教会の教職となり、1893年、受按。
1902年、甲府市有朋義塾塾長、03年に日下部教会牧師となる。
07年にカナダのバンクーバー日系教会で牧会、またマギル大学やトロント大学へ留学。
欧米を旅し、聖地を巡礼して、10年、日下部教会に帰任。
12年に関西学院礼拝主事に赴任。
カナダ・メソヂスト教会が関西学院の共同経営に参与したことに伴い、質量とも飛躍的な発展を遂げつつある過程で、学院内の宗教活動を幅広く推進・展開する拠点の必要性が高まり、15年に関西学院教会が設立された。
その際、礼拝主事を兼務して初代牧師に就任、学院の宗教活動の進展に大きく貢献した。

 1920年、甲府教会牧師、25年、中央会堂、29年、日下部教会、33年、再び甲府教会を牧会。
戦時下の困難な牧会に耐え、戦災で焼失した教会堂を再建。
58年、甲府教会創立80年祝賀を盛大に挙行し、翌年、85歳で引退した。
山梨を第二の故郷として愛し、40年余全県くまなく「脚の伝道者」として宣教した。
古武士的剛健な風格と豊かな霊的経験とをもって活けるキリストを説く。
沼津市で死去。
主著に『甲斐よりパレスチナへ』(1958)がある。

【参照】Ⅰ 402