ウエスレー,J.(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

ウエスレー,J.

Wesley,John

1703.6.17~1791.3.2

ウエスレー,J.

ウエスレー,J.

イギリスにおけるメソジスト運動の始祖。
父サムエル、母スザンナの15子としてリンカンシア・エプワースの牧師館で生まれる。
パブリックスクールの名門チャーターハウスを経て、1724年にオックスフォード大学クライスト・チャーチ・カレッジを卒業(B.A.)。

 その後リンカーン・カレッジのフェローに選ばれ、1727年M.A.を取得、テューターとしてギリシャ語を教え、弟チャールズと組んで学生有志によるHoly Club(神聖クラブ)の指導に当たる。
35年、アメリカ・ジョージア伝道に赴くが、挫折し帰国。
38年5月24日の夜、ロンドン・アルダスゲート街のモラヴィア派(ドイツ敬虔主義の流れを汲む兄弟団)系の集会で、聖霊の感化により「福音的」回心を体験する。
彼の「義認を内に含む聖化」の神学はついに「キリスト者の完全」という提唱に結実したが、39年4月、盟友ホイットフィールドの勧めで行ったブリストルでの野外説教を起点とするメソヂスト信仰復興運動は英国国教会を揺さぶり、新大陸アメリカで飛躍的な展開を遂げた。
説教、論文、日誌、書簡を含む決定版『ウエスレー著作集』全35巻が刊行されている。

 W.R.ランバスによる関西学院の創立は個人の企てではなく、ウエスレーの流れを汲むアメリカ・南メソヂスト監督教会のミッションを遂行するためであった。

【参照】Ⅰ 10,31,40,115,389【文献】山内一郎『メソジズムの源流:ウェスレー生誕三〇〇年を記念して』2003