池内信行(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室 2014年9月28日 更新 ]
関西学院事典

池内信行

いけうちのぶゆき

1894.3.27~1972.2.13

池内信行

池内信行

初代経済学部長。
兵庫県姫路市新在家に生まれる。
ドイツ流の経営経済学を基礎に、科学としての経営学の樹立に貢献した。
戦前、戦後の経営学界のパイオニアの一人。
厳密な科学方法論に基づく経営経済学史の開拓者。
学院の学問的向上に寄与した。

1914年、東京外国語学校を卒業後、アメリカ・コロンビア大学に留学。
24年、関西学院高等商業学部教授に就任、その後、ドイツ・ベルリン大学に留学。
34年、大学商経学部設立に際して同教授となる。
戦後、商経学部が経済学部として再出発するにあたり、46年、初代経済学部長を務めた。
51年に商学部分離後、商学部に転じ、64年、定年退職まで経営学を講じた。

 なお、関西学院大学から旧制博士号第1号として1950年に経済学博士を授与される。
また55年、第2代産業研究所所長に就任し、調査研究の推進にも尽力した。
57年初代体育会会長就任。
没後、関西学院に寄付された遺産で建てられた、第2教授研究館の南側部分が池内記念館として残されている。
主著に『経営経済学の本質』(1929)、『経営経済学序説』(1937、1939、1940)、『経営経済学の本質』(1942)、『経営経済学史』(1949)、『現代経営理論の反省』(1958)がある。
馬場敬治東京大学教授と経営学の本質をめぐり、池内・馬場論争を展開した。

【参照】Ⅰ 353;Ⅱ 44,135,152【文献】『商学論究』11(4)1964;『東京大学経済学部五十年史』1976;『関西学院大学産業研究所六十年の回顧と展望』1995;『経営学史事典』2011