松木治三郎(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室       2014年9月28日 更新  ]

関西学院事典

松木治三郎

まつきじさぶろう

1906.2.21~1994.5.24


松木冶三郎

松木冶三郎

神学部長。
福井県敦賀市に生まれる。
明治学院神学部予科を経て、1934年3月、日本神学校卒業。
熊本坪井教会牧師在任中の51年、関西学院大学文学部神学科、翌52年、復興された神学部の教授に就任、23年間にわたり新約聖書学の研究と牧師・伝道者の養成に情熱を傾けた。
『人間とキリスト―パウロにおける人間の神学的釈義的研究』(1955)をはじめ、ライフワークを成す『ローマ人への手紙―翻訳と解釈』(1966)、『新約神学序説』(1972)、論文集『イエスと新約聖書との関係』(1980)などを著し、パウロ研究において大きな業績を残した。

 また日本新約学会会長として1960年から86年まで26年の長きにわたり、カトリック、プロテスタント諸派などあらゆる立場を越えて研究者を糾合し、わが国における新約学の振興を図る重責を果たした。
神学部長に選任された68年以後、大学紛争が激化し、難局打開のために尽力した。
74年、定年退職後は聖書解釈研究所を主宰した。
53年から日本基督教団塚口教会主任牧師を兼務、85年神学部退職後、正式に主任牧師として就任し、91年まで務める。

【参照】Ⅱ 126【文献】『神学研究』(22)1974;山内一郎「松木治三郎先生の学問と信仰」『福音と世界』(8)1994;『松木治三郎著作集』(全5巻)1991-1993