大石兵太郎(関西学院事典)

[ 編集者:学院史編纂室       2014年9月28日 更新  ]

関西学院事典

大石兵太郎

おおいしひょうたろう

1897.12.8~1954.11.31


大石兵太郎

大石兵太郎

学長、専門部・法文学部・法学部教授。
滋賀県大津市に生まれる。
関西学院専門部文学部社会学科を卒業後、東北帝国大学法文学部に進学、1926年卒業。
同年4月、関西学院専門部教授に就任し、政治学・政治思想史を担当した。
34年、大学昇格に際して法文学部助教授に任ぜられ、田村徳治、中島重らとともに創設メンバーとして法学科の充実に努めた。
37年、教授に昇任、41年には学生課長を兼務、また、訓練部長として勤労動員業務にも携わった。
在学生の徴兵延期の特典停止に伴い、文科系学生が徴集され、学生数が激減したことから学部改組がなされた。
そのため教育と研究の場を失った教員の救済という意図もあって設立された国民生活科学研究所の常務理事として運営にあたった。

 戦後、1946年に法文学部が法学部と文学部に分離し再出発した際、法学部の中心メンバーとして発展に尽力した。
47年4月、新制大学法学部、第2代法学部長に就任、さらに51年4月には学長に選任された。
学長在任中の54年11月、病気のため急逝した。
政治心理学の開拓者であり、社会学的アプローチに立脚する科学的政治学の推進者として学界で重きをなし、日本政治学会の設立にも参画した。
主要著作には、『政治学の基本問題』(1939)、『政治学汎論』(1943)、『政治学序説』(1948)、『群集心理学』(1948)などがある。

【参照】Ⅰ 487;Ⅱ 130-132【文献】『関西学院大学法学部五十年史』2000