関西学院高等部生が数学の公式を新発見 国際的数学コンテストで世界の頂点を目指す!

[ 編集者:広報室  2014年12月3日 更新  ]

 関西学院高等部2年生で数理科学部の井上理哲人さん、平林直樹さん、萩倉丈さんの3人は、12月12日(金)に北京で開催される高校生を対象にした国際的に権威のある数学コンテスト「ヤウ賞(Yau Award)」の決勝に進出し、優勝を目指します。日本初の決勝進出です。

 「ヤウ賞」は、数学界最高の賞・フィールズ賞受者の丘成桐(シン=トゥン・ヤウ)を記念し、中国政府が2008年に創設した高校生を対象にした国際的な数学コンテスト。マサチューセッツ工科大、ハーバード大、トロント大学、中国科学院などの数学研究者が審査員を務めています。中国全土から選抜されたチームと海外出場チームが数学的知識と論理を競い、優勝者には15万元(約300万円)の奨学金が与えられます。
  
 数理科学部のテーマは組み合せゲーム理論の中の「チョコレート問題」(※)で、生徒のアイデアをもとにして数式処理ソフト「Mathematica」を十二分に活用した結果を、生徒と顧問の宮寺良平・関西学院高等部教諭(理学博士)が理論として作り上げたもの。既に国際的な数学雑誌「Integers」にも掲載が決まっている研究成果を大幅に改良しており、11月にシンガポールで行われた準決勝で審査員の高い評価を受け、決勝進出を決めました。部長の井上理哲人さんは、「先輩たちがこれまで2度挑戦したが準決勝に終わった。決勝では、3人力を合わせて英語によるプレゼンと質疑応答で全力を尽くしてきます」と力強く話しています。

 数理科学部はこれまでも数学の新しい公式や定理の発見を行い、それを国内外の学術誌や学会で発表し、カナダの科学コンテスト(Canada Wide Virtual Science Fair)では8年連続優勝するなど、高校生としては極めて独創的な活動を展開してきました。宮寺教諭は「発想力を鍛え新しい発見をするのが数学の本来の楽しさです。試験では測れない生徒たちの能力を伸ばしたいという思いから研究してきました」と語ります。

左から平林直樹さん、萩倉丈さん井上理哲人さん、宮寺良平教諭

高等部の生徒たち