ホームレスの問題は社会の問題多彩な支援活動を展開

[ 編集者:広報室       2013年1月8日 更新  ]

奥田 知志さん(1991年神学研究科前期課程修了)

 

 神学部の学生時代から長年ホームレス支援に携わってきた。
 大学1年生の時、神学部の先輩から「昼食を食べにいこう」と日雇い労働者が多い大阪・釜ヶ崎に連れていかれ、想像を超えるホームレスの現状に衝撃を受けた。「自分だけこのままのんびり大学生活を続けていていいのだろうか」そんな疑問が頭をよぎり、神学部有志でサークルを立ち上げ、ホームレス支援に明け暮れる日々が始まった。
 大学卒業後に牧師となり、北九州に拠点を移してホームレス支援を続けた。NPO法人北九州ホームレス支援機構の理事長を務める。「ホームレスの問題は個人の問題ではなく、社会の問題」と奥田さん。ホームレスへの炊き出しや物資提供のほか、自立支援のための就労支援、講演活動など活動は多岐にわたる。
 最近は路上でホームレスの若者と出会うことも多く、「未来のある若者をどう支援するかが今一番の課題」と言う。働く意味を見失い、居場所をなくした若者に希望を与えたい、そのためにも社会を変えていきたいとの思いが活動の根底にはある。
 「関学で出会った人が、自分の人生に別次元の扉を開いてくれました。出会いや学びは“変わる”ことでもあります。関学は輝く自由のある場所。後輩の皆さんも新しい世界を広げていってほしい」と話す。