シューカツに勝つ 先輩の就職活動

[ 編集者:広報室       2017年7月3日 更新  ]

三井物産株式会社 若林 諒さん(2014年国際学部卒)

若林 諒さん(2014年国際学部卒)

若林 諒さん(2014年国際学部卒)

 三井物産株式会社の金属セグメントにて、鉄鋼製品の貿易業務に携わっています。入社後2年間のバックオフィスでの勤務を経て、この春から現在の部署での業務に従事しています。

 私は就職活動中、次の2点を大切にしていました。

 ●自分自身と相手に対する理解を深める
 ●自分の好奇心に対して制限をかけない

 簡単に言うと、自己分析と企業分析をしっかりするということです。恐らく就職活動時にほとんどの方が取り組んでいるでしょうが、私が働きたいと思う会社の内定を勝ち取ることができた一番大きな要因は、この2点において妥協しなかったことにあると考えています。

 自己分析は、自分が生まれてから今に至るまで、経験してきたことを整理し、何に影響されて今の自分が形成されているのかを徹底的に振り返りました。企業分析は、その企業が何をして、今後どのような方向へ向かおうとしているのかを理解するように努めました。それをどれだけ自分が納得できるか。会社を選ぶ上でとても重要だと思います。

 自分が少しでも興味を持った会社や業界があれば、説明会やインターンシップへの参加、先輩訪問などを通じて理解を深めることも重要です。私は行動に移すことで、新しい発見が多々あり、その経験を通じて、自分をより深く知ることにつながりました。

 採用面接では、企業は限られた時間の中で就職活動生について知ろうとします。面接担当者は、企業の採用方針に沿いながらも、それぞれの個性で面接を行うため、情報の引き出し方は異なります。そのため、あらかじめその企業が何をしていて、自分がいかにそこで働くことに適しているのかをあらゆる切り口から分析し、確立させてください。志望する企業からの内定を勝ち取る上で最も重要なことだと思います。

 最後に、あまり気負い過ぎず、就職活動を楽しむという気持ちで臨んでください。皆さんの成功を祈っています!

花王株式会社 服部裕紀さん(2015年商学部卒)

 

服部裕紀さん

 現在、男性用化粧品ブランドのサクセスを担当しています。
 約9割のお客様に認知していただいているブランドを担当することの責任を日々感じながら、業務に邁進しています。仕事は多岐にわたりますが、誰よりもブランドのことを理解して、消費者のことを考え、世の中に提案できるかを常に意識しています。
 就職活動において、私が大切にしていたことは3つです。 1つ目は「人から見た自分を理解すること」です。自分の強さや弱さを理解しているつもりでも、それを判断するのは周りの人です。就職活動の面接のみならず仕事の中でも、他人から見た自分が周りから評価されます。たくさんの人に「私ってどんな人」なのか、聞いてみてください。それが「本当の自分」だと思います。
 2つ目は「情報を吸収する姿勢」です。私は学生から今に至るまで、常にメモを取るクセをつけています。それが私にとって“情報を吸収する手段”だからです。就職活動では、説明会の中で心に響いた社員の一言が、また新たな情報によって上書きされ、結果として忘れてしまう経験を何度もしました。心に響くということは、自分にとっての共感ポイントなので、備忘録として残しておいたほうがいいと思います。また実際に書くことによって記憶にも残ります。結果的にそのメモの内容が、会社への志望動機につながりました。
 3つ目は「想いを伝える準備」です。私は大学時代にマーケティングを専攻していたことから、プロのマーケターになるという夢がありました。ただ夢を語るには、パッションだけでなく、ロジックがなければ相手に何を言っても伝わらないことが多いです。時間がかかってもいいので、「想い」の原点を見つめ直してください。その準備があれば、「誰にも負けない強固な想い」になるはずです。
 日々の業務で感じることですが、就職活動は「社会人になるための姿勢づくり」だと思いました。活動のプロセスも、あなたの成長になりますので、思うような結果が出ないときも自信を持って活動を続けてください。応援しています!

住友林業株式会社 宮本 弘平さん(2012年人間福祉学部卒)

 

 「社会人になったら何を目指しますか?」。就活を始める皆さんに意識してほしいことは、この一言に尽きます。この問いをとことん追求し、自分の言葉で胸を張って表現できれば、必要
とされる環境に巡り合えます。この問いを形にするため、ちょっとした心構えを2つお伝えします。
【思い立ったらすぐ行動!】
 自分の夢や目標は自分が一番分かっているはず。「やってみようかな」と思ったことはすぐに行動してください。失敗しても大丈夫。失敗したらそれを生かして次に進めばいいだけです。私は4年半住宅の営業をしてきましたが、うまくいくことより失敗の方が多いです。しかしその失敗がなければ絶対に今の自分はいません。最初の小さな勇気と行動がなければ、何も始まりません。自分で考え、行動し、得たものをどう感じて、これからどうしたいかという実体験が、自分のビジョンや使命感につながります。
【たくさんの人に会ってください!】
 相手を納得させる表現をするには、自分の言葉で伝えることが大前提。マニュアルに頼る気持ちは早く捨てましょう。そのためには、生の声を聞くことが大切です。私には、今の仕事を志した出会いがありました。「仕事を頑張るほど、家族が増えていく仕事だよ」。これは関学OBの方から頂いた言葉です。この感覚で仕事をしたいと思いました。今の私の仕事は、人生最大の買い物といえるマイホームを任せていただくことで、そのために日々、奮闘しています。お客様から「頼んだよ」と信頼を頂けた喜びは、次も頑張れる原動力になっています。
 最後に、関学には“Mastery for Service”という素敵なスクールモットーがあります。私は社会のため、誰かのために頑張る時に、一番パワーが沸き、ワクワクします。就活で困ったら、
ぜひ先輩たちに声をかけてみてください。先輩たちは必ず、後輩の皆さんの力になってくれます。

株式会社キーエンス 表具 明宏さん(2013年経済学部卒)

表具 明宏さん

表具 明宏さん

 私は現在、センサを使って工場の自動化を提案するコンサルティング営業に従事しています。仕事を始めてからちょうど3年経ちます。自分の知識とセンスを駆使した提案で奮闘する毎日は飽きることがなく非常に刺激的です。
 今回は就職活動に挑む後輩の皆さんに自分の経験を通してアドバイスできればなと思います。といっても大体の事は就活本や説明会で述べられていると思いますので簡単に。
 就職活動の"ゴール"をどこに置いていますか?
 人によってさまざまな意見が出ると思います。良い会社に就職すること。何でもいいので1つ内定を得ること。全部間違ってはいないです。ですが、もっと根源的なところを押さえておかないと社会に出てから苦しむことになります。ではその根源的なところとは何でしょう?
 "自分は何がしたいかを考え、納得した答えを手に入れること"
 就職活動が始まったら嫌でも説明会、エントリーシート、採用面接という流れになります。「周りがしているから自分も…」は楽ですが、それは活動でなく作業です。常に自問自答してください。自分は何がしたいのか?納得した答えにつながっているのか?そうやって次のステップに進む道を努力して模索するのが本当の意味での就職活動であり、それを実現し、自分が納得した社会人としてのスタート地点に立てたかどうかが、就職活動としてのゴールだと感じます。
 就職活動は今まで見えなかったものや経験してこなかったことをたくさん感じ取れる貴重な時期です。正解も不正解もありません。全ての悩みや葛藤や努力が糧となり働く上での芯を形成していきます。その環境を思いっきり楽しんで自分の思った道を切り開いていってください。皆さんとどこかの仕事でご一緒できることを楽しみにしながら、就職活動の成功を祈っています!

株式会社帝国ホテル 星野 友花さん(2014年法学部卒)

星野 友花さん

星野 友花さん

 帝国ホテル東京で、コンシェルジュの役割を担うゲストリレーションズデスクで勤務しています。主に、ご宿泊中のお客様への観光案内やツアー手配、館外レストランの予約代行、各種チケット手配など、多岐にわたる問い合わせを受ける部署です。
 私のデスクにいらっしゃるお客様の半分以上は外国人の方です。学生時代に習得した英語と中国語を使い、奮闘する毎日を送っています。お客様のご滞在をサポートし、「ありがとう」と言っていただけることがやりがいです。
 後輩の皆さんに3点お伝えします。
▶絶対に揺るがない、あなたがやりたいことは何ですか?
 就職活動中に面接で質問された「入社後にやりたいことは?」と、入社後、会社の面談で聞かれる「今後、会社でやりたいことは?」の私の答えは同じです。それは「日本の良さを世界中の人々に発信したい」です。この思いを持って就職活動し、入社し、今も働いています。何となくではなく、揺るがない思いを持って面接を受ければ、きっと会社には伝わりますし、入社後につらいことが続いたとしても頑張っていけるはずです。
▶入りたい会社のことを、よく知っていますか?
 採用面接を受ける会社のことを徹底的に調べ、面接に挑んでください。その会社が関係するニュースや歴史など、できる限り多くの情報を集めて挑むことで、どんな質問がきても柔軟に対応することができます。また会社について調べたという努力や意欲のアピールにもつながります。
▶最後に…
 自己紹介は自信を持ってする。質問には素直に答える。怒られれば直ちに謝る。面接には、面接担当者の部下になった気持ちで挑んでください。会社の方針と自分の考えが一致すれば、あとは人と人との相性です。「一緒に働きたい!」と思ってもらえるよう、すてきな笑顔で頑張ってください。社会で、また新たに関学生と関われることを楽しみにしています!

ANA福岡空港株式会社 今里 詩さん(2012年文学部卒)

今里 詩さん

今里 詩さん

 「あなたを採用することは、私の会社にとってプラスになりますか?」企業の問いかけはシンプルです。そして能力、熱意、相性の良さをうまく伝えるために大切なのは自己分析と企業研究だと思います。自分は何が得意で、何をしたいのか。その企業の長所や、目指しているところはどこか。しかし、答えはそう簡単に出ないと思います。
 そこで、多くの企業を見て世の中を知り、自分の興味や可能性を探ることを勧めます。同業の他企業にはなく、志望する企業だけが持っている魅力は、他と比較することで見えやすくなります。また取引企業の話を聞くのも良い方法でしょう。
 今、私は飛行機を定刻で飛ばすため、空港で奮闘する日々を送っています。出張で飛び回るビジネスマン、車椅子利用のご高齢の方、海外からの留学生など一人として同じ人はいません。それぞれに接客は変えますが、どの方にも共通して行うことがあります。それは最高の笑顔で、相手に敬意を込めてあいさつをするということです。
 自信がなく不安で口ごもると、相手とうまく意思疎通ができません。逆に数分であっても明るく誠心誠意を尽くすと、心が通じて何とも言えない幸せな気持ちになります。
 これは就活でも共通することではないでしょうか。奇麗事を並べても面接担当者にはすぐに分かります。逆に雑談をしていても、人柄や考えはにじみ出るものです。その場で取り繕うのではなく、目をしっかり見てあいさつし、自分がどれだけこの会社に入りたいかを一生懸命伝えてください。
 就活は疲れます。終わりが見えなくもなります。それでも最高の相性を持つ企業に合えることを心待ちにしながら、ぜひ貴重な時期を楽しんでください。

株式会社大林組 尾上 俊朗さん(2014年総合政策学部卒)

尾上 俊朗さん

尾上 俊朗さん

 私は建設会社の大林組で働いています。建物を建てるための工程・施工管理が主な業務となります。現場監督として、日々竣工へと進む工事を支え、職人さんたちを引っ張り、地図に残る建物を建てることが私の当面の夢です。
 就職活動が成功するということは、私の中では、自分に合った企業と巡り合うということです。自分に合った企業とは、今まで生きてきた自分の人間性を認めてくれて、将来の夢、目標、生活スタイル、スキルアップおよび成長を期待できる企業です。これら全ての条件を約束できる企業はなかなかありませんが、人生は一度きりなので、自分の理想の仕事場を追い求めないと正直面白くありません。では、どのようにして自分に合った企業に巡り合えるのか、私の場合は以下の2つの行動を起こしました。

▶企業が開く説明会に積極的に出席する
▶企業の社員と1対1で話す場をたくさんつくる


 説明会は企業と巡り合う場です。できる限り多くの説明会に参加してください。しかし、説明会だけでは自分の偏見で企業を美化してしまいがちになるので、積極的に社員と話す機会をつくりましょう。社員と話して「これだ」という感覚を得るのは非常に大事なことです。実際、私も自分の夢や進路について、現在の会社の方が相談に乗ってくれて、深い話をすることができました。また忙しい中、1人の学生のために時間をつくって会ってくれるということも決め手の一つになりました。
 最後にワンポイント。しっかりスケジュール管理をして遊ぶときは遊んでください。疲れた状態ではありのままの自分を出せません。週に1日は自分にご褒美を!
 皆さんとどこかの仕事でご一緒できることを楽しみにしています。

東京海上日動火災保険株式会社 高島 健人さん(2013年商学部卒)

高島 健人さん

高島 健人さん

 私は現在、東京海上日動火災保険で働いています。形のない保険という商品を扱う楽しさ、難しさを感じながら充実した日々を送っています。これから本格化していく就職活動に挑む後輩の皆さんへ、私の反省を踏まえたアドバイスを伝えたいと思います。
 一点目は「初めから面接をうまくこなせる人はいない」ということです。私の初面接は反省点だらけでした。伝えたいことを準備していたにもかかわらず、うまく話そう、良く見せようと気負ってしまい、全く思うようにいきませんでした。
 しかし最初がひどすぎたため、開き直ることができました。とにかく面接に慣れるしかないと思い、面接の練習と面接を受け続ける実践の中から面接というものを学びました。すると次第に面接に慣れていき、伝えたいことをうまく伝えられるようになりました。また自分らしさをアピールできるようにもなりました。
 面接に必要なものは、「経験」と「場数」です。その中で、どんな場面でも自分らしくある。気取ったり、取り繕ったりしない。リラックスすることを心掛けてください。
 二点目は「興味のある企業のセミナーに積極的に参加し、OB訪問する」ことです。実際に現場で働いている方と接することが皆さんの一番の刺激になることは間違いありません。ましてや母校のOBです。後輩から頼られて、嫌な思いをする先輩はいません。頼れるものは頼らなくては損です。私も存分に頼ってください!
 就職活動は、無限にチャンスがあります。つかむのは自分自身です。しっかりと見極めてください。皆さんの就職活動の成功を祈っています!

讀賣テレビ放送株式会社 三宅 藍子さん(2012年経済学部卒業)

三宅藍子さん

三宅藍子さん

 私は今、讀賣テレビの朝の情報番組を担当しています。午前1 時に起き、生放送に携わるという刺激的な毎日です。
 ただ今回、後輩の皆さんに何が伝えられるか悩みました。自分は何をしたいのか。何を目指したいのか。私自身、まだ自己分析の渦中なのです。ある先輩の「シューカツに勝つ」の投稿に「自己分析は一生し続けるものだ」とありました。まさにその通りなのだと思います。深く自己について考え、悩むこと自体に意味があり、その答えはおそらく一生かけて探し続けるものです。答えが出ないことに焦る必要はありません。何よりも大切なのはその状況に向き合える強さ、なのだと思います。
 以下に書くことは、私がさまざまな企業を受けながら就活で学んだことです。皆さんの心構えのヒントになればと思います。

 【就活はカードゲーム】まず、就活は自分をさらけ出す場ではありません。自分の持っている手持ちのカード(強み・弱み・自分らしさ)から、その相手(企業)が望むカードをよく見極め(企業分析)、相手が最も望むタイミング(質問)で効果的に出す(プレゼン能力)のです。手持ちのカードが多ければ多いほどそれは強みになりますが、一方で表に出すカードは常に一貫性がなくてはいけません。そうでないと相手に「よく分からないヤツ」と判断されてしまいます。

 【置かれた状況を楽しむ】同時に置かれた状況を楽しむことも大事です。就活を長く続けていると「最近楽しかったことは?」と不意に聞かれ、思わず考え込んでしまうことがありました。そんな学生、面白くないですよね。就活中であっても趣味に時間を割いたり、企業分析やOB訪問に楽しみを見出したり、自分の置かれた環境を思いっきり楽しむ人こそ、企業にとって魅力的な人材なのだと思います。

株式会社コーエーテクモゲームス プランナー職 山本 大輔さん(2012年文学部卒)

山本大輔さん

山本大輔さん

 皆さんが就職活動を進める中で、私が最もお伝えしたいこと。それは、「夢は叶えるものである」ということです。
 私は現在、ゲーム会社に勤めています。ゲーム会社の他にも、叶えたい夢のある企業はたくさんありました。数ある夢の中から最終的に私が選択した夢は、小さいころからの憧れだった「ゲームのスタッフロールに自分の名前が載る」というものでした。
 皆さんの夢は、何でしょうか? この時の「夢」とは、なりたい職業のことではなく、その職業に就いて成し遂げたい事柄のことです。きっとそれは、100人に聞いたら100人とも違う答えが返ってくるだろうと思います。では、どのような人がその夢を叶えられるのか? 少なくとも、就職活動における「内定」を「ゴール」と考えている人にはその夢を叶える権利はないのではないでしょうか。「絶対にこの会社に入って叶えたい夢があるのです!」という熱意のある人にしか企業は振り向いてくれませんから。
 大切なことは、「軸」をぶらさないことです。夢に向かって真っすぐに突き進んでいけば、直近の結果がどうあれ、将来的には必ず自分の糧になります。自信につながります。また、妥協だけはしないでください。自分の夢を叶えられる企業を貪欲に求めていくことでしか道は開けません。
 最後になりますが、私は前述した「スタッフロールに自分の名前が載る」という夢はすでに叶いました。ですが、これで満足というわけではもちろんありません。もっともっと実現させたい夢が山ほどあります。生涯を賭けて、それらをいくつ叶えられるかは分かりませんが、毎日が充実していることだけは確かです。意欲的であればあるほど、人生は豊かなものになります。
 皆さんもそのような企業に迎え入れられることを願っています。応援しています。大変だと思いますが、どうか頑張ってください!

株式会社LIXIL 福田 直晃さん(2012年法学部卒)

福田直晃さん

福田直晃さん

 就活と聞くと、「企業分析」や「自己分析」という言葉ばかりで身構えてしまいますよね。私もそうでした。多くの学生と同じく、やりたい仕事など真剣に考えず、遊んできました。でもその「職業への無知」が私をやる気にさせました。私が実行した中でオススメできることは、とにかく足を運ぶことです。ぼんやりと「興味がない」と思っても、まずはその業界で1社、説明会に参加してください。説明を聞いて損はありません。何らかの新しい知識は得られるのですから。私は3年生の10月から動き始め、4年生の5月に就活を終えましたが、気付けば100社以上の説明会に参加していました。「でもあんまり視野を広げると大変では?」いえ、そんなことはありません。その100社以上の会社の中で私が良いと思った企業が10~20社。どうしても内定が欲しいと思えたのは10社もありませんでした。「まず動く」ことで企業分析は自然とでき、勤めたい会社は見えてきます。

 次に自己分析です。こちらの方が企業を知ることよりもさらに大事だと思います。自分をよく知る人間は、仕事だけでなく、「できた人間」になれると思うからです。この機会にぜひ真剣に考えてみてください。
 そして、就活を終えた人間から一言。就職活動を続ければ、いずれ内定はもらえます。でもその会社が本当に自分に合っているかは、いくら会社について調べても実際に勤めなければ分かりません。場合によっては、自分の頑張り次第で転職という道もあります。しかし、新卒という「プレミアチケット」は今だけです。「その1回限りのチケットを使ってでも行きたい」と思える企業に皆さんが就職できるよう祈っています。

 また、私が入った会社についてだけでなく、就活全般で何か不安に思ったら、キャリアセンターで連絡先を調べて、遠慮なく連絡をください。私が力になれるのであれば、全力で後輩の皆さんをサポートします。

三菱UFJ信託銀行 馬場 由紀子さん(2012年人間福祉学部卒)

馬場 由紀子さん

馬場 由紀子さん

 私は現在、三菱UFJ信託銀行のリテール部門で働いています。以下の4点は後輩の皆さんへのアドバイスです。これらは私自身、どれが欠けていても内定は取れなかったと思います。特に①~③は即実行可なので、ぜひ実践してみてください。

 ① 毎日ノートをつけて「等身大の自分」を把握する。② 目標目的を持ち、それを実現できる環境の「イメージ」を持つ。③セミナーでは「人事の言葉」をメモする。(人事=会社の代表)④「誇れる仲間」を持つ。
 私は体育会でヨット部と学生本部に所属し、当時、1月末にある体育会行事を担当していたため就職活動は2月から開始しました。私がラッキーだったのは①と②を習慣としていたことです。①のノートには、その日の反省や翌日の目標を書きます。毎日書くことで、頑張れるもの、なりたい人間像、何より自分の弱さを等身大で把握でき、②の目標目的がイメージで持てる=自己分析になります。面接で何を聞かれても答えられたのはこのノートのおかげです。
 また、社会人での目標目的も見えてそれを実現できる業界に絞りました。そしてセミナーに参加し、会社概要はパンフレットで見て、人事の言葉で自分が共感できた考え全てをメモし、共感が多かった会社だけにエントリーしました③。なぜなら、今後会社を支える新入社員の採用を一任される人事の言葉はつまり会社の考えであると判断できたからです。
 最後に、④として、誇れる仲間を持ってください。私の場合は体育会でできた仲間でした。仲間は自分の身近な目標であり、自信であり成長させてくれる存在です。就職先は新たな仲間との出会いの場であり、誇れる仲間がいる人は、またそのような仲間を求めていい環境がある就職先を選べますし、きっと会社からも求められます。大変なこともあると思いますが頑張ってください。

株式会社フジテレビジョン編成制作局ドラマ制作センター 野田 悠介さん(2008年社会学部卒)

野田悠介さん

野田悠介さん

 自分は何がしたいのか?
 自己分析するのも、企業説明会に行くのも、この問いに自分なりに答えるために行うことです。それは就職活動中だけではなく、働いてからも常に自問自答することです。何がしたいのか、どうしたいのか。自己分析という言葉はなぜか就活中にしか聞きません。しかし、高校、大学とこのことを考えている人は、極論を言えば自己分析を就活の時に行う必要はありません。なぜなら常にそれを考えていたからです。
 部活などをやっている人はたぶんそういうことを考えている人が多いです。自分のカラーは何か、どう自分を表現すればいいのかということを常に模索しています。そしてそのための努力をしています。「自己分析、自己分析」と就活の時だけ口にするのではなく、常に考えてほしい。今からでもいいから考えてほしい。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、「考える」ということができる人は少ないと感じます。
 自分の人生をどう描くのか。そのプランを自分で持っておくことも大切です。プランがない人は会社に入ってからも困ります。どうしたいというものがなくなるからです。会社に入った途端、「結局何がしたいのか」となってしまう。だから会社に入ること自体をゴールにしないでほしいです。会社は自分のプランをかなえるための道具にすぎません。そこをはき違えないでほしいと思います。
 企業説明会に行って会社を知ることも大切です。しかし勘違いしてはいけないのが、企業説明会に行ったからといって、会社を理解したことにはならないということです。働いてもいないのに、この会社はこういう会社だという本質的なことは分かりません。でも、「この会社なんとなくいいな」と思う自分の感覚は大切にしてください。具体的にこの会社のこういう所が良いというのがなくても、なんとなくいいなと思う自分の感覚を大切にしてください。素直になって自分の感覚を信じてください。
 最後に、皆さんには1番を目指してほしいと思います。何でもいいのです。些細なことでもいい。1番を目指す人があまりにも少ないと感じます。できる、できないを気にしてはいけません。やるかやらないかです。頂点を目指して何かに取り組んでほしいと思います。

株式会社NTTデータ 辻本 航介さん(2009年社会学部卒)

辻本さん

辻本さん

 社会学部を卒業後、システム設計の仕事に就きました。そのうち皆さんにも私が設計したシステムを利用してもらえます。その時を思い、今からわくわくしています。
 社会学からシステム設計へと、畑違いの仕事に就きましたが、毎日楽しく仕事をしています。多くの人に影響を与えることが目標で選んだ仕事なので、システムの理解に苦しむ時があっても「このシステムを完成させて世の中に新しいシステムを送り出す!」と思えば乗り越えられます。
 私にとって就職活動の期間は「人生を決める」期間だったと思います。「日本は終身雇用が支配的だから」という意味ではなく、これからの人生をどう過ごすのかを決める期間でした。
 自分の色を見つけることが就職活動、就職後に一番大事だと思います。まずは友人、家族、知人、とにかくいろんな人と真剣に考えをぶつけ合ってみてください。人との違い、自分の特徴を見つけてください。人と話すのが好き、黙々とこなすのが好き、専門的知識を持っていたい、目立ちたい。しっかり自分の特徴と向き合ってください。それがあなたの色です。どんな色でも自信を持ってください。その色はあなたにしか出せません。そしてそれがあなたの武器になります。
 いろんな人がそれぞれの色を持っているから、まるでパッチワークのようにプロジェクトが形作られます。それはどんな会社でも同じことだと思います。きっとあなたの色を必要としている仕事はあります。あなたの色が映える仕事を見つけてください。関西学院OBとして、応援しています。
 最後に、私が好きな聖書の箇所を紹介します。

 あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。(マタイによる福音書 第5章 13-16節 抜粋)

株式会社東芝(セミコンダクター社)後藤 麻奈さん(2006年社会学部卒)

後藤さん

後藤さん

 私の仕事は、半導体の営業です。携帯電話や家電製品、自動車から工場の製造装置まで、あらゆる機器に搭載されている電子部品が、私の扱う製品です。
 就職活動は3回生の秋ごろ、学内の企業説明会への参加がスタートでした。企業で働くということについては実際に経験してみないと分からないことも多く、今は皆さんも具体的にイメージするのはなかなか難しいと思います。私は最初から目指す職業があったわけではなかったので、できる限り多く情報収集をしました。その段階で業界や職種を絞ることはせず、今後生活の大きな部分を占めることになるのだから、会社の考え方や企業理念に共感できるかどうかをエントリーするポイントにしました。
 企業に対し、志望動機や学生時代の経験を語る上で重要となるのが、よく言われることですが、自分の芯を持っておくことです。私が思う芯とは、自分は何を原動力に頑張ることができるのか、何をうれしいと感じるのか、何のためにつらいことも乗り越えてこられたのか。そこをまず自分自身でよく理解しておくことで、自分が大切にしたいものは何か、なぜこの企業で働きたいのか、そこで自分のどういった強みが生かせるのかという理由が明確になります。どの企業を受けようと変わることのない芯を持つことプラス、だからこの企業で働きたいという熱意で、説得力が増すのです。
 実際に私もこの点に気づいてから、ようやくうまく進み始めました。 ただ、実際にその企業の人と会ってみて、違和感を覚えることもあります。やはり最終的には人と人だと思いますので、面接は逆にこちらから企業を見極める場としても活用すればよいと思います。たとえ内定に至らなかったとしても、縁だと考えて前向きに次に進んでください。
 今、就活スタート時には想像もつかなかった仕事をしていますが、これが私が出会った仕事であり、やりがいも感じています。自分を知って、さまざまな面から企業を見て、皆さんにも必ずある出会いをつかみ取ってください。

三井住友銀行 新大阪法人営業部 荻野 敬介さん(2009年商学部卒)

 

 

 就職活動は何のために行うのでしょうか。もちろん、自分の行きたい企業に入るためです。
 ただ、その意味を間違えると結果が出ず、たとえどこかの企業に受かったとしても、社会に
出てから後悔が生じるのだと思います。それはどういう意味か、自分の就職活動を通じて話し
てみます。
 「手段と目的」という言葉。その意味は違いますが、就職活動にとって考えると皆さんは何が手段で、何が目的になりますか。私は、3年生の10月ごろ、誰もが知っている会社に入るということを目的に就職活動を始めました。業種を絞らず、上場企業ばかりを見ていました。その結果、いろいろな業種に興味を持つことができたという点ではよかったのですが、社会人になった後、自分がどういうふうに働いているのかを想像できずにいました。その経験から学んだのは、
企業に入ることが目的になってしまってはいけないということです。まず自分が将来どんな人間になりたいのかを目標に置いた上で、そのための手段として自分に合う会社を見つけなければ、入った後にやりがいや目標を見失い、辞めてしまうと思うのです。
 何が手段で何が目的か、皆さんももう一度考えてみてください。
 そのために必要なことは、間違いなく自己分析です。幼稚園から自分はどういう人間だったのか、どういうときにつらく、どういうときにやりがいを感じ、成長してきたかをよく考えて、同じような環境で働ける会社を探してください。
 社会に出て、関学生でよかったと思うことがよくあります。自分より頭のよい人はいくらでもいます。しかし、関学卒業生の向上心の強さは他に負けません。関学の卒業生の多くが職場で活躍しており、関学の精神の素晴らしさをあらためて感じています。

全日本空輸株式会社(運航本部操縦士訓練生) 川野 友啓(2008年 総合政策学部卒)

川野友啓氏


初対面の人に「1分間で自己紹介をしてください」と聞かれたらどう答えますか。
採用試験の面接もこの質問と大差はありません。志望動機を聞かれたり、時には厳しい質問をされたりしますが、それはあなたのことを知りたいからです。肩の力を抜いて、先輩や教授に話すような気分で話してみましょう。
面接官も人です。この人と一緒に働きたいと思わせることができればこっちのものです。試験のためだけの小細工や偽った自分はすぐに見破られてしまいます。一番効果があるのはありのままの自分をさらけ出すこと。一番やってはいけないのが噓をつくことです。自信がない人は自分の魅力的な部分を書き出してみるのもいいでしょう。恥ずかしいかもしれませんが、友達や先輩、後輩に見てもらって新たな発見があれば儲けものです。
就職活動で最も大切なのは「気持ち」です。長い就活を乗り切り、内定を勝ち取るためには、最後まであきらめずに絶対合格する、というアツい想いとそれを実践、維持する精神力と根気が必要です。
現在、私はアメリカでパイロットになるための訓練を受けています。勉強と試験、度重なる困難やプレッシャーの連続ですが、そんな中でも毎日のフライトを試験と思い、絶対パイロットになると鼓舞し続けています。
長い就職活動の中で、採用の可否を告げられる場面が何度となく訪れます。不採用の場合、自分なりに原因を考えるのも大切ですが、あまり悲観的にならないように。不採用=生き方や人間性を否定されているわけではありません。偶然その企業との相性が悪かっただけ、自分を採用しなかったことを後悔させてやろう、くらいの負けん気で次のステップへの起爆剤にしてしまいましょう。
最後に、私の好きな言葉をプレゼントします。

若い時に流さなかった汗は年老いてから涙になる

若い、年老いてというのは決して年齢のことだけではないと私なりの解釈があります。昨日もう少しがんばって勉強しておけば、スポーツなどでもっと真面目に練習しておけば、あの時もうひと踏ん張りして就職活動しておけば……ということにも置き換えられると思います。ぜひ、全力で、汗をかいて、そして素直に自分をさらけだして、就職活動を自分の成長できる貴重な体験として楽しんでください。