2015.01.01.
村田治 関西学院大学 学長 年頭挨拶

村田治 関西学院大学長

村田治 関西学院大学長

 あけましておめでとうございます。
 関西学院の教育と研究は、126年目の歩みをスタートしました。

 関西学院は1889年、米国南部メソヂスト監督教会の宣教師、ウォルター・R・ランバスが神戸に創設した小さな私塾として出発しています。21世紀が大航海時代に匹敵する500年に一度の大変革の時代と言われる今、関西学院は日本のグローバル化に対して大きな責任を担っています。
 昨年暮れには本学を会場として開催されたGO GLOBAL JAPAN EXPO では、グローバル化を推進する全国の61大学と30の企業が結集」し、高校生を中心とした来場者は5,374名で大盛況となりました。

 関西学院が1929年、神戸・原田の森から西宮上ケ原に移転したときに、この開放的なキャンパスをC.J.L.ベーツ院長が“We have no fences”と誇ったといいます。それは物理的な意味だけでなく、教職員、学生、学問分野を分かつ垣根もなく、大学と社会、国境という垣根すら意識させない新しい社会を創造する気概を意味しました。創立時からの国際性の涵養や、スクールモットー〝Mastery for Service〞(奉仕のための練達)に基づいた教育、学部の垣根を越えた学際的教育等が継承されてきています。

 関西学院大学の構想「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」が昨年、文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援に採択されました。これにより、現在の本学の教育方法をさらに発展し飛躍させ、所属する学部の主専攻の他に、「アウェイチャレンジ」を全員に課す「ダブルチャレンジ制度」などをこれから実現させていく予定です。その他、英語による授業の拡大、英語教育の強化などを推進し、タフネスと主体性を身に付け、多様性への理解を深めていけるプログラムを構築します。
 創立当初から国際性豊かな教育機関だった関西学院は、日本の大学のグローバル化を牽引する大学として大きな一歩を踏み出しました。

 関西学院大学の教育は、関西学院にかかわる教職員、学生、保護者、卒業生の方々にとどまらず、地域住民の方々や文部科学省をはじめとした関係省庁、他の教育機関によるご理解とご協力により支えられております。126年目を歩み始めた関西学院の教育の営みに、さらなるご支援ご協力をたまわりたく、新年のご挨拶とさせていただきます。

2015年 元旦
関西学院大学 学長
村田 治