2009.02.07.
学術講演会 「視線手がかりと注意の移動」

 関西学院大学「魅力ある大学院教育」イニシアティブ・学術フロンティア推進事業「先端技術による応用心理科学研究」(プロジェクト代表:八木昭宏関西学院大学文学部総合心理科学科教授)共催の学術講演会。

 私たちは、他者の顔や視線に強く注意を向けます。さらに、その方向にも注意を向けてしまいます。これまでの実験結果から、顔や視線の方向とターゲットの出現位置が一致しなくても、その方向に現れたターゲットの検出や弁別が早くなることが知られてきました。そのような社会的な刺激に対して、「反射的に」注意がシフトすると考えられています。しかし、他者への注意が反射的な性質だけでなく、より高次な認知過程も含むことも示されています。具体的には、その視線が「どこを見ているか、あるいは見ることができるか?」ということに影響されることを示す実験結果等を紹介します。
 これらの実験結果と合わせて、他の霊長類ではこのような社会的な刺激に対する注意のシフトが生じないことや、ヒトの発達においてどのような意味を持つか(言語獲得や「心の理論」の発達など)についても話します。


■日時:2月27日(金) 15時~16時30分
■場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス 大学図書館ホール
■講師:川合伸幸名古屋大学大学院情報科学研究科准教授、科学技術振興機構 岡ノ谷情動情報ERATOプロジェクト・グループリーダー
■司会:中島定彦関西学院大学文学部総合心理科学科准教授
 

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