2008.02.26.
山岳部がヒマラヤ未踏峰に挑戦

中島健郎さん(理4)と山本大貴さん(社2)

中島健郎さん(理4)と山本大貴さん(社2)

関学山岳部の中島健郎さん(理4)と山本大貴さん(社2)が、東部ヒマラヤ・ロールワリンにある未踏峰「ディンジュンリ」(標高6196メートル)の初登頂を目指して、2月27日に出発する。
中島さんは昨年も当時の部員2人とこの山に挑戦したが、山頂まであと67メートルの地点で断念している。「悔しかったが、隊長として技術・体力・安全面など総合的に判断した」と振り返る。今年は昨年のリベンジを果たすともに、低迷が続く山岳部の復活にかけるという。

関学山岳部は、1970年代には約40人の部員がおり、カナダ最高峰のマウントローガンにも遠征した。しかし、ここ数年、部員が減少し、現在は中島さんと山本さんの2人だけとなっている。3月に4年生の中島さんが卒業すれば山岳部としての活動が継続できなくなるため、「登頂成功が部員不足を解消する起爆剤になれば」と期待する。 
ディンジュンリは2002年に登山が解禁された未踏峰。昨年からディンジュンリに目標をさだめ、剣岳などで冬山登山を行うなどハードなトレーニングを積んできた。2回のヒマラヤ登山経験がある中島さんは「大学やOBの方々の協力があって挑戦させてもらっている。安全を第一に、初登頂を成功させ、関学の旗を立てたい」と意気込む。登頂は3月中旬ごろの予定。

2人は今回の挑戦にあわせて、約20年前に山岳部長の古川彰関西学院大学社会学部教授(環境社会学)が学術調査を行ったサガルマタ国立公園の調査も行う。エベレストなどがある山岳観光地で開発が進んでおり、20年前と同様に同一地域で写真撮影や現地の人の聞き取りなどを行い、データを比較することで「環境保全にも役立てたい」という。