2007.03.26.
キャンパスの靴店、60年の歴史に幕 感謝の半額セール

キャンパスの靴店、60年の歴史に幕 感謝の半額セール

 西宮上ケ原キャンパス内で約60年、学生・教職員に革靴やスニーカーなどを販売してきた水野靴店が間もなくその営業を終える。「お世話になった方に感謝の気持ちを」と“店じまい全品半額感謝セール”を開催中だ。
 切り盛りするのは、一見物静かそうな夫の水野静夫さん(75)とハキハキ話す妻の加代子さん(72)。「開店当初は関学の周りはほとんど更地だった」と振り返り、「震災前はアルバイトを雇うぐらい忙しかった。以降は景気も悪く、2人でボチボチやってきました」と加代子さん。
 現在、関学生協フォーラム店内にある店舗には、いまは製造中止になった珍しい靴も。靴を手に取ると、静夫さんによる絶妙トークが始まる。その靴に関心が高まってきたところに、加代子さんの「これしかない」の決めの一言が入り購入してしまう。2人の息はピッタリだ。しかしここ数年、年齢も重なり、店に立ち続けるのが辛いことから閉店を決めた。
 「近頃はお客さんもまばらだったのに、セールを始めた途端に忙しい」と苦笑いする加代子さんだが、「懐かしい教職員の方や卒業生の顔も見られます」。夏まで営業。ただし在庫が無くなり次第閉店。