2006.07.10.
江戸時代の方法で、当時最先端モードの着物を復元-7月29日に公開

江戸時代の方法で、当時最先端モードの着物を復元-7月29日に公開

 河上繁樹・文学部教授らが京都の着物職人集団・染技連と進めてきた「江戸時代の技術で、当時の最先端モードだった小袖(着物)を復元する」研究が実を結び、第1作がこのほど完成した。7月29日(土)のオープンキャンパス(西宮上ケ原)で公開する。
 河上教授らは江戸時代前期のファッション・リーダー東福門院和子のためにオーダーメイドでつくられた着物を当時の技術で製作し、その過程をビデオ撮影してきた。着物製作技術は機械化や職人の高齢化などで伝承が危ぶまれているが、この研究によりデジタル映像化して後世に遺すことができる。
 今回復元された着物は、綸子(りんず)生地に黒紅色、金色が彩られた大胆なデザイン。しかし自然染料ならではの風合い豊かな色合いで、鹿ノ子絞りなどの模様にも手作り独特の温もりがある。河上教授らは今後も着物の復元を続け、「将来『江戸時代ファッションショー』を開き、着物文化の普及、発展に貢献したい」と考えている。