2021.02.25.
産学連携でペットボトル10万本を削減へ、国内初の「BIZCAFE」誕生

村田学長とエンリッションの柿本社長、スノーピークの高井副社長が会見

神戸三田キャンパスに2021年4月オープン

 関西学院大学は今春、神戸三田キャンパス(KSC)を2学部から5学部に再編するのに合わせ、理系学⽣のビジネスマインド醸成を⽬的とする新たな学びの場「BIZCAFE」を同キャンパスのアカデミックコモンズ内に開設します。また、学内でのペットボトル消費量削減を目指し、この「BIZCAFE」に学生が関西学院オリジナルのマイボトルを持参するとコーヒーや紅茶等の飲料を無料で提供する仕組みも始めます。こうした取り組みについて、2月24日、協力いただく株式会社エンリッション(本社:京都市)、株式会社スノーピーク(本社:新潟県三条市)との共同記者発表会をKSC(オンライン併用)で行いました。

 「BIZCAFE」は、キャリア形成をサポートする「知るカフェ」を国内外の大学近辺で展開するエンリッションと共同で運営するもので、学生と企業の新たな接点を提供することでイノベーションの創出を目指す、国内の大学では初の出店です。今後はこの「場」に集う「BIZCLASS」という新たな集合体を作って、関西学院大学のキャリアセンターとエンリッションが共同で学生に助言・支援したい企業や団体を募集。学生にビジネスマインドを在学中から修得してもらい、卒業後のキャリアをより具体化しながら、社会で活躍できる人材の育成を目指します。

 一方、マイボトルは、KSCにある総合政策、理工両学部の学生で構成する学生グループ「CAMP×US」が、昨年本学と連携協定を締結したスノーピークのオリジナルボトルをベースに共同で開発に取り組みました。KSCでのペットボトル消費量は現在、年間約27万本で、この30%強、約10万本の削減を目指します。大学とこの2社が一体となった「エコシステム」を通して、産学連携で「サステナブルキャンパス」を実現し、SDGsに向けた取り組みを一層推進していきます。

記者発表会は、東京・原宿のスノーピーク東京HQ3(左)とKSC(右)をつないで実施しました

記者発表会は、東京・原宿のスノーピーク東京HQ3(左)とKSC(右)をつないで実施しました

発表会で村田治学長は「時代が大きく変化している今、ミレニアム世代を中心に人と人とのつながりを大切にし、他者へ貢献したいという価値観が生まれてきている」と社会の動きについて言及。そのうえで、「サステナブルキャンパス」を目標の一つに掲げ、4月に再編するこのキャンパスについて触れ、「この取り組みを第一歩に、文理横断によるイノベーションを実現し、KSCからSDGsに向けた教育・研究につなげていきたい」と話しました。

 エンリッションの柿本優祐社長は「学生が在学中から企業と触れ合うことが重要。BIZCAFEで学生の選択肢を増やし、納得のいくキャリアを卒業後に選んで欲しい」と語り、スノーピークの高井文寛副社長も「マイボトルを活用し、サステナビリティへの取り組みが、このBIZCAFEからスタートすることを楽しみにしている」と期待を込めました。

 オリジナルマイボトルは4月からKSCの学生限定で販売する予定です。容量は350mlで販売価格は2,250円。開発プロジェクトに携わった和田雄介さん(理工学部4年生)、井上沙紀さん(総合政策学部2年生)は「卒業後も使用したいと思えるデザインの実現を軸に議論を始めた。KSCは自動車通学の学生が多いことから車のドリンクホルダーに入る大きさにしようとか、SNSでも自慢したくなるけど社会人になっても使える落ち着いたオシャレさを追求しようといった声があった」とデザイン決定までのプロセスを紹介。このプロジェクトへの思いとして、「マイボトルの取り組みが他大学などにも広がれば、ペットボトルの消費量を大きく減らすことができる。大きな意味を持つプロジェクト。今後は『エコの輪』がKSCを越えて広がっていくことに期待したい」と話しました。

メディア掲載情報

3月4日(木)付「神戸新聞」(朝刊)※有料記事

学生と企業の交流拠点カフェ、4月オープン 関学大神戸三田キャンパス