島根・隠岐高校の生徒が離島の課題解決案を発表
~郷土料理の継承や、ウルトラマラソンを使ったPR方法など

[ 編集者:広報室  2019年10月16日 更新  ]
研究内容を発表する隠岐高校の生徒たち

研究内容を発表する隠岐高校の生徒たち

 関西学院大学西宮聖和キャンパスのラーニングコモンズ「リプラ」で10月15日、島根県立隠岐高等学校の2年生による「隠岐ジオパーク研究成果発表会」が開かれました。高校が立地する隠岐の島町はユネスコ世界ジオパークに認定された地域。人口流出や少子高齢化など離島としての課題を抱えるなか、生徒たちは1年の時から地域資源を活かした解決策の研究に取り組んできました。一方で、本学の教育学部も今年、現場で課題を学び、教育者としての資質・能力を高めようと、隠岐地域をフィールドに「教育課題探究実習」を新設し、現地実習に出向くなどしており、今回の発表会が実現しました。生徒たちは、郷土料理「へか鍋」の継承や、全国から参加者が訪れるウルトラマラソンを活用したPRなど独自の視点からの成果を発表し、会場の学生や教員たちと意見を交換しました。

「へか鍋」チームが作成したイラスト

「へか鍋」チームが作成したイラスト

 研究成果発表会は関西研修旅行(修学旅行)の一環として、いくつかの大学、企業で研究発表するもので、本学には4チーム22名の生徒が訪れました。チームごとに、「へか鍋のバトンタッチ~次世代の君たちへ」「卯敷の未来を見据える」「卯敷カレンダーでマラソンランナーをふやそう」「釣りプロジェクト in布施」といったテーマで発表しました。地域に残る郷土料理で、魚介類を使ったすき焼き「へか鍋」を研究したグループは、学校給食に使ってもらおうと実際に3回作って、先生や地域の人に食べてもらい、レシピを考案したことを報告、「カレンダー」グループは、毎年6月に島で行われるウルトラマラソンに参加する人たちへのアンケート結果から、地域の風景や特色をデザインしたカレンダーの作成を提案しました。会場からは、現地に行って交流した学生や教育学部の教員らが質問し、具体化に向けた意見交換をしていました。学生たちは「地域の高校生ならではの視点があった」「生徒たちにどういうアドバイス、アプローチをすればいいかを考えるきっかけになった」などと話していました。