慶應義塾大学と文理融合の2キャンパス(KSC-SFC)間の連携協定を締結

[ 編集者:広報室  2018年7月24日 更新  ]

締結式を慶應義塾大学三田キャンパスで実施

 関西学院大学と慶應義塾大学は7月23日、慶應義塾大学三田キャンパスで、文理融合の2キャンパス(KSC-SFC)間の連携協定を締結しました。関西学院大学から、細見和志・総合政策学部長、水木純一郎・理工学部長が、慶應義塾大学から河添健・総合政策学部長、濱田庸子・環境情報学部長、村井純・政策・メディア研究科委員長が登壇しました。

 本協定は、関西学院大学・神戸三田キャンパス(以下KSC)の総合政策学部と理工学部、両研究科の2学部2大学院と、慶應義塾大学・湘南藤沢キャンパス(以下SFC)の総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科の2学部1大学院で、これまで文理両分野の教育・研究に取り組んできた共通する特色を生かし、さらなる発展を目指すことを目的としています。

 慶應義塾大学の河添・総合政策学部長は「これまで例のない取り組みになります。実りある連携になることを期待したい」。関西学院大学の細見・総合政策学部長は「両キャンパスが連携することで、これまで日本になかった教育・研究ができるのではと考えています」と話しました。


左から水木・理工学部長、細見・総合政策学部長、河添・総合政策学部長、濱田・環境情報学部長、村井・政策・メディア研究科委員長

左から水木・理工学部長、細見・総合政策学部長、河添・総合政策学部長、濱田・環境情報学部長、村井・政策・メディア研究科委員長

連携協定の背景、目的、予定している主な取り組み

(1)連携協定の背景
慶應義塾大学は、1990年、既存の学問分野を解体し、21世紀の実学を創造するキャンパスとして、湘南藤沢キャンパス(SFC)および総合政策学部と環境情報学部の2学部を開設、関西学院大学の神戸三田キャンパス(KSC)は、1995年に政策系の学際的学部として総合政策学部を開設しました。その後、両キャンパスには大学院が設置され、2001年には関西学院大学が理学部をKSCへ移転、2002年に理工学部へと拡充しました。これにより両キャンパスは学際的なキャンパスという性格に加えて、文理融合型のキャンパスという特徴も併せ持つことになりました。

(2)連携協定の目的
KSCとSFCは、それぞれ独自の特色を持っています。両キャンパスとも、文系理系両分野の研究者が集い、学際性を活かした教育・研究を実践し、文理融合型のキャンパスとしての特徴を有しています。こうした二つのキャンパスが相互に連携することにより、現在の文系理系を備えた学際的な教育・研究スタイルという特長をさらに強化することができます。また、互いのキャンパスが持つ教育・研究分野の長所を相互補完することで、両キャンパスに学ぶ学生の教育・研究環境をより一層充実させることが可能になります。

(3)予定している主な取り組み
1 夏季・冬季集中授業の相互提供、遠隔授業(ネット講義)の相互提供
両キャンパスで開講する夏季・冬季集中科目や演習科目などの相互提供を行い、異なるキャンパスの学部・大学院で学べる制度を整えます。また、遠隔授業を活用して、両キャンパスの一部の授業の相互提供を行います。
2 教員の相互派遣
「クロスアポイントメント」制度、特任教員、客員教員制度等を利用した研究者・教員の交流を促進し、両学部・大学院で共通する分野での共同研究を進めます。
3 学生交換、授業の相互提供による相互単位認定
それぞれの学生を一定期間、派遣・受入し、修得した単位を相互に認定します。幅広い分野を持つカリキュラム同士の融合により、多面的、多角的視野から社会の問題を俯瞰する力を養い、専門性、学際性を養うことが期待されます。
4 分野ごとおよび異分野の研究交流
両キャンパス間で、同じ学問分野の研究者・教員のみならず、異なる分野の研究者・教員相互間の研究交流を促進し、新たな研究分野を開拓します。すでに共同研究を実施してきた研究者間においては、さらなる研究交流を進めます。
5 共同研究の推進と成果の情報発信、研究発表イベントでの相互研究報告               (KSCリサーチ・コンソーシアム、SFC研究所)
研究成果を社会へ発信・還元するねらいとして、KSCにはリサーチ・コンソーシアム(産官学連携組織)が、SFCにはSFC研究所があります。これらの資源を活用し、研究交流の促進と新たな研究シーズの開発を行い、社会へ発信・還元します。