生涯学習・社会人講座
K.G.

オープンセミナー(公開講座)

2026年度 前期オープンセミナー

≪受講料無料≫ 申込み:3月26日(木) 10:00~

 

 

関西学院大学のオープンセミナーは、広く学外の一般市民の皆様を対象として、毎年春と秋に実施されている無料公開講座です。この歴史あるセミナーは、全国の大学の公開講座の中でも古くから開講しており、1970年にまでさかのぼります。大学の開放的な視点から、広く市民の皆様を迎え入れ、共に学ぶことを目的として、生涯学習プログラムの先駆けとしてスタートしました。
現在は、前期と後期ごとに「西宮上ケ原キャンパス講座」と「神戸三田キャンパス講座」として開催されており、多くの市民の方々にご受講いただいています。2026年度も昨年度に引き続き、全面対面講座として開催されます。ひとつのシリーズにつき3回の講座(テーマ)が実施され、テーマについてご理解をより深めていただくため、原則3回ともご受講いただくことを推奨しております。
定員になり次第、受付を終了いたしますのでお早めにお申込みください。
※チラシはクリックすると拡大します。

西宮上ケ原キャンパス講座 [西宮市、宝塚市教育委員会 後援]

Ⅰ. シリーズ名:転換期を迎える現代におけるまちづくり

 □定員400名 ※定員になり次第締め切ります(先着順)

開催日時 テーマ・講師 場所
5月16日(土)
10:00~12:00

自然災害が多発する現代における防災まちづくり

  • 講師:関 嘉寛(社会学部教授)
関西学院大学
西宮上ケ原キャンパス
[B号館(予定)]
6月6日(土)
10:00~12:00

地域の担い手が不足する現代におけるまちづくり

  • 講師:関 嘉寛(社会学部教授)
6月27日(土)
10:00~12:00
自治会が消滅する現代における新しいまちづくり
  • 講師:奥河 洋介((株)HITOTOWA 執行役員)
〇 関 嘉寛 講師(自然災害が多発する現代における防災まちづくり、地域の担い手が不足する現代におけるまちづくり) 
■講義概要・プロフィール■
○講義概要

第1回「自然災害が多発する現代における防災まちづくり」
阪神淡路大震災では、地域のつながりが災害の被害を減らすこと=減災につながることがあきらかになった。しかし、近年、自治会やPTAの減少に見られるように、地域でのつながりが一層希薄になっている。そのような中で、どのように災害に強いまちを作っていけるのかを事例を紹介しながら、検討する。

第2回「地域の担い手が不足する現代におけるまちづくり」
現代においては、価値観や生活スタイルの多様化、働き方の変化などにより、地域でのつながりに対する考え方も多様化している。地域でのお祭りや見守りもあれば嬉しいが、それを実施する担い手にはなれないという人たちもだんだんと増えている。結果として担い手は減少し、高齢化している。このような状況において、大学生やボランティアなどの外部の力を使いながら、地域のつながりを作っていくにはどうしたらいいのかを事例を紹介しながら、検討する。

○参考文献
〇関 嘉寛(せき よしひろ)

関西学院大学社会学部教授・ヒューマンサービス支援室室長
2002年大阪大学大学院で博士(人間科学)を取得。主な著書に『ボランティアから広がる公共空間』(2008年、梓出版社)、『東日本大震災と社会学』(共著・2013年、ミネルヴァ書房)、『集落<復興>』(共著・2024年、大阪大学出版会)など。社会活動として西宮市参画と協働の推進に関する条例評価委員、西宮市防災会議委員など。

〇奥河 洋介 講師(自治会が消滅する現代における新しいまちづくり)
■講義概要・プロフィール■
○講義概要

少子高齢化が進む現代では、子育て世帯や高齢者の孤独・孤立が深刻化し、地域のつながりを支えてきた自治会の運営や担い手づくりも大きな転換期を迎えています。本講座では、近くに暮らす人同士の関係性を育むことで、まちの課題に向き合う新しいまちづくりの考え方を、各地の実践事例を交えて紹介します。地域の特性を踏まえながら、自分が暮らすまちとの関わり方や適切な距離感について考える機会とします。

○参考文献
  • ネイバーフッドデザイン――まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた/荒昌史(著), HITOTOWA INC.(編) https://hitotowa.jp/
〇奥河 洋介(おくがわ ようすけ)

株式会社HITOTOWA執行役員。
1980年西宮市生まれ。関西学院大学経済学部卒業。マンションや団地、自治会、小学校区などをフィールドに、まちを楽しみながら助け合う「ネイバーフッドデザイン事業」を推進。近所における「しがらみでも孤独でもない、ちょうどよい関係性づくり」をテーマに、西宮市浜甲子園団地、神戸市名谷駅周辺、大阪府島本町などで、共助の仕組みづくりや共有地の利活用に関するプロジェクトに取り組む。

 ※定員になり次第、受付を終了いたします(先着順)。
 ※申込画面の「受講にあたって」をご一読のうえ、申込専用ページよりお申込みください。

▶注意事項

  • 社会状況に鑑み、定員の増減や、急遽、講座を中止・休講とすることがあります。

<ご案内>
西宮上ケ原キャンパスへのアクセス
住所:西宮市上ケ原一番町1-155

電車の場合:阪急神戸線「西宮北口駅」で今津線に乗り換え「甲東園駅」下車、徒歩12分またはバス5分。
                              「仁川駅」下車、徒歩12分。

神戸三田キャンパス講座 [三田市 共催] 

Ⅱ. シリーズ名:旅する哲学 -関学から世界へ、そして自分へ

 □定員180名 ※定員になり次第締め切ります(先着順)  

開催日時 テーマ・講師 場所
5月9日(土)
10:30~12:30

巡礼の哲学:西洋中世における人、自然、神

  • 講師:高橋 厚(文学部准教授)
三田キッピ―モール6F
三田市まちづくり協働センター
多目的ホール
5月30日(土)
10:30~12:30

世界市民と他者の視点 -芸術は”孤独”か?

  • 講師:八木 緑(文学部特別任用助教)
6月13日(土)
10:30~12:30

浄土の幻像、ヴィーナスの形 -東西を旅する哲学

  • 講師:景山 洋平(文学部教授)
〇 高橋 厚 講師(巡礼の哲学:西洋中世における人、自然、神)
■講義概要・プロフィール■
○講義概要

古代ギリシアを代表する哲学者アリストテレスに由来する学統は、古代・中世の西欧において「逍遥学派」と呼ばれた。「逍遥」とは「歩くこと」を意味している。哲学は歩くことから始まったのだ。部屋にこもって内省を深めるのではなく外を歩き回ること。そうすることで私たちは様々な歴史の痕跡や自然の崇高さに触れることができる。今回は、西洋中世の思想を題材としながら、人類学と哲学を佳境する試みとして「歩くことの哲学」を考えてみようと思う。

○参考文献
  • カルロ・ギンズブルグ『神話・寓意・徴候』(せりか書房)
  • 金沢百枝・小澤実『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)
  • レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』(左右社)
○高橋 厚(たかはし あつし)

関西学院大学文学部准教授
慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了、オランダ・ラドバウド大学大学院博士課程満期退学(同大学より2017年にPh.D.取得)。専門は西洋中世哲学史。単著『哲学者たちの天球—スコラ自然哲学の形成と展開』(名古屋大学出版会、2022年) 。

〇八木 緑 講師(世界市民と他者の視点 -芸術は“孤独”か?)
■講義概要・プロフィール■
〇講義概要

芸術という営みは、人間活動の中でどのように位置づけられるでしょうか。例えば、美術館の絵画や彫刻を眺めるとき、文学作品を手に取るとき、音楽に耳を傾けるとき。あるいは、楽器を演奏したり、詩歌を詠んだり、粘土を捏ねたりするとき。私たちが作品と向き合うときに生まれる芸術空間は「閉じられた世界」でしょうか。本講義では、鑑賞や創作という行為によって、ひとは孤独になるのではなく、むしろ他者や世界へと開かれるのではないかという問いのもと、カント美学などを紹介し、芸術の可能性について考えてみたいと思います。

〇参考文献
  • カント『判断力批判』(岩波文庫、1964年)
  • 小田部胤久『美学』(東京大学出版会、2020年)
〇八木 緑(やぎ みどり)

関西学院大学文学部特別任用助教
京都生まれ。関西学院大学文学研究科博士課程後期課程修了、博士(哲学)。専門はカント哲学を中心とするドイツ近代哲学。特に人間の道徳や行いに関わる実践哲学についての研究を行っています。最近は、個人の道徳的実践について主に歴史や芸術の観点から考察しています。

〇景山 洋平 講師(浄土の幻像、ヴィーナスの形 -東西を旅する哲学)
■講義概要・プロフィール■
〇講義概要

「哲学」というと書斎で静かに思索するイメージがあるかもしれません。しかし、古来より哲学者は散歩などで体を動かしながら人間と世界の本質を考察しました。本講義では、20世紀日本を代表する哲学者である和辻哲郎について、彼が日本と西洋を実際に旅して現地の芸術に触れるなかで、東洋と西洋の人間観をどのように考察したかをお話しします。このことを通して、東洋と西洋のはざまで哲学した和辻にとって、「旅」が人間の本質につながっていたことを明らかにします。

〇参考文献
  • 和辻哲郎、『古寺巡礼』、岩波文庫、1979年
  • 和辻哲郎、『イタリア古寺巡礼』、岩波文庫、1991年
  • 和辻哲郎、『風土』、岩波文庫、1979年
〇景山 洋平(かげやま ようへい)

関西学院大学文学部教授
2012年に東京大学で文学博士号取得。
単著書籍に『出来事と自己変容:ハイデガー哲学の構造と生成における自己性の問題』(創文社, 2015)、『「問い」から始まる哲学入門』(光文社, 2021/ 韓国語訳2022)。
主要共著書籍にHeidegger und die Kyoto-Schule:Philosophie im interkulturellen Gespraech (Alber, 2025)、Heidegger in the literary world (Rowmann & Littlefield, 2021)等。

※定員になり次第、受付を終了いたします(先着順)。
※申込画面の「受講にあたって」をご一読のうえ、申込専用ページよりお申込みください。

▶注意事項

  • 社会状況に鑑み、定員の増減や、急遽、講座を中止・休講とすることがあります。

<ご案内>
三田KIPPY MALL(キッピ―モール)へのアクセス
*住所:三田市駅前町2番1号

  • 電車の場合:JR福知山線「三田駅」または神戸電鉄三田線・公園都市線「三田駅」徒歩1分
  • 車の場合:中国自動車道・六甲北有料道路神戸三田ICより約10分

お問い合わせ

教務機構 共通教育センター

西宮上ケ原キャンパス(G号館1階)
〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
TEL: 0798-54-6180