生涯学習・社会人講座
K.G.

Mコース講座紹介(小澤 博講師)

イギリス名詩の世界−シェイクスピアからロマン派まで
その1

【担当講師】 小澤 博 関西学院大学名誉教授・元文学部教授

講義概要

シェイクスピアから19世紀ロマン派に至る時代の名詩を取り上げ、英詩を読み解くための基礎知識を学び、様々な解釈を試みながら詩を味読することの面白さを体験する。対訳付き英語原典を使用。

講義のポイント

<ことば>は人間に固有の身近な道具だが、我々は日々の多忙に紛れ、<ことば>の前でゆっくり立ち止まることや、豊かな意味の広がりに親しむ時間を忘れてはいないだろうか。本コースでは英詩読解のための基礎(イロハ)を学び、様々な詩的イマジネーションや技巧を読み解きながら、一篇の詩が紡ぎ出す<ことば>の世界の発見と味読の面白さを体験して欲しい。ときどき辞書を引いて思案する(学生時代にはあれほど億劫だった)時間も、ここでは迷い道の楽しいひとときになるはず。

受講料・定員
〇受講料/15,300円(同窓生14,000円) 〇定員/30名 
各回の講義予定
開催場所:大阪梅田キャンパス
日程 時間 講座内容
1 2/10(水) 11:00 ~ 12:30 W. ワーズワース と「水仙」の歌 韻律の初歩を学びつつ、ロマン派を代表する自然詩人ウィリアム・ワーズワース が春の訪れを歌った「水仙」を読む。
2 2/17(水) G. G. バイロンの放蕩と情熱 男女の愛と別れと悔恨を綴ったジョージ・ゴードン・バイロンの「二人が別れたとき」を読む。女性遍歴も盛んだった詩人の一篇。
3 2/24(水) J. キーツとソネットと死の瞑想 ソネット(14行詩)の伝統と形式を学びながら、ロマン派詩人ジョン・キーツが名声と愛と死の不安を綴った一篇を読む。
4 3/3(水) G. ハーバートと形象詩の伝統 形象詩(文字で図柄を描く詩)の伝統を眺めながら、17世紀の形而上詩人ジョージ・ハーバートの「復活祭の翼」を読む。
5 3/10(水) 詩人シェイクスピアと永遠の美 シェイクスピアの『ソネット集』(全154篇)の中で最も有名な第18番を読む。美は詩の力によって<時>の破壊を免れ得るか。
6 3/17(水) 詩人シェイクスピアと喪失の歌 失われた友人、知人を回想して嘆くソネット第30番を読む。喪失感はどのようなイメージで歌われるか、癒しのときは来るのか。
講師プロフィール

学生時代の原書講読で英詩とシェイクスピアに出会い、それらを生みだしたイギリス・ルネサンスの社会と文化についてもっと深く知りたいと思うようになりました。以来、初期近代イギリスの詩とシェイクスピア及び当代の劇作家たちの詩劇を中心に、文学と非文学的領域(政治、宗教、社会、思想、美術、自然科学、etc.) の出会いから生まれる詩的想像力に興味を持ち、文学を広範な精神文化史の中に置いて読み解くことに取り組んできました。

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