生涯学習・社会人講座
K.G.

Lコース講座紹介(嶺重 淑講師)

山上の説教―イエスは何を語ったのか

【担当講師】嶺重 淑 関西学院大学人間福祉学部教授

講義概要

新約聖書のマタイ福音書5~7章に記されているイエスの「山上の説教」を取り上げ、その元来の意味を読み解くとともに、現代に生きる私たちに投げかけられたメッセージについて考えていきます。

講義のポイント

「山上の説教(山上の垂訓)」には「至福(幸い)の言葉」や「主の祈り」の他、「愛敵の教え」や「裁くなとの教え」等、イエスの教えに特徴的な非常にラディカルな要求が数多く含まれています。本講座では、この説教全体を一節ずつ丁寧に読み解いていくことを通して、イエスの教えの中心点を確認するとともに、現代に生きる私たちはそこから何を学び得るか、ご一緒に考えていければと思っています。イエスの時代からすでに2000年を経た今日でも、その教えは色あせることなく力を持ち続けていることに改めて気づかされることと思います。

受講料・定員
〇受講料/15,300円(卒業生14,000円) 〇定員/30名 
各回の講義予定
開催場所:大阪梅田キャンパス
日程 時間 講座内容
1 2/8(月) 15:10 ~ 16:40 オリエンテーション、至福の言葉 最初に山上の説教の全体像を概観した上で、冒頭の「幸いの言葉」と「地の塩、世の光の言葉」(5:1-16)を読み始めていきます。
2 2/15(月) 律法に関する教えと対立命題 イエスの新しい律法理解を示した六つの対立命題(5:17-48)を取り上げ、その意味内容を探求していきます。
3 2/22(月) 施し、祈り、断食に関する勧告 「施し」、「祈り」、「断食」に代表される倫理的行為の実践について述べられた箇所(6:1-18)を読み進めていきます。
4 3/1(月) 貪欲に対する警告と思い煩うなとの教え 富は地上にではなく天上に積み、思い煩わずに神の国を求めるように要求する箇所(6:19-34)を読み解いていきます。
5 3/8(月) 人を裁かず、神に求めるようにとの要求 他人をむやみに裁くことを戒め、神を信頼し、願い求めるように要求する箇所(7:1-14)について考察していきます。
6 3/15(月) 良い実を結び、聞いて行うようにとの要求 山上の背教全体を締めくくる、神の言葉を聞き、それを実践するように要求する箇所(7:15-29)を読み解いていきます。
講師プロフィール

牧師の家庭で生まれ育ち、最初の大学では西洋史学を専攻しましたが、社会人を経験した後、関西学院大学神学部に編入学して新約聖書学を学び始めました。修士課程修了後は日本基督教団泉北栂教会で3年間副牧師として働き、その後、スイスのベルン大学に留学し、ルカ文書における財産倫理を主題とする博士論文を執筆しました。今現在もルカ文書の研究を継続しており、2010年以降はルカ福音書注解(全三巻)の執筆に専念し、現在はその最終巻を刊行を目指して励んでいます。現在は趣味の時間はなかなかもてませんが、顧問を務めている関西学院グリークラブ及び同ウィメンズ・グリークラブの演奏会等に帯同して耳の保養に努めています。

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