学長定例記者会見報告(2018年7月開催分)

[ 編集者:広報室       2019年4月23日 更新  ]

関西学院大学は、下記のとおり学長定例記者会見を開催しましたので報告致します。

■出席者:村田 治・学長、冨田 宏治・副学長(学生活動支援機構長)

■日 時:2018年7月25日(水)14時00分~15時00分
■場 所:ステーションコンファレンス東京 402A会場
■項 目:
1)Academic Eligibility for KG Athletes(関西学院大学体育会員に関する対外試合出場のための資格制度)の制定について
2)スポーツを通して英語を学ぶ新規プログラム“English through Sports”、来年3月、オーストラリアで開講
3)最近の関西学院大学の動き

【主な質問】

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当日の会場の様子

当日の会場の様子

―関西経済の地盤沈下についての対策についてお聞かせください。
 (村田学長)関西経済の地盤沈下とは、関西経済に活気がなくなるということで、関西だけを見ていると、学生が東京の情報が分からないということですので、先般、上智大学様と包括協定を結ばせていただきました。あるいは、23日には、慶応大学の湘南藤沢キャンパスと本学の神戸三田キャンパスと、キャンパス間協定を結ばせていただきました。こうした形で、学生が都市部に出られるような形の関係でございます。

―Academic Eligibility for KG Athletesの制度について、「条件付き出場資格あり」「出場資格なし」の学生は、現在の学生にあてはまるとどれくらいの割合になるのでしょうか。
 (冨田副学長)卒業に5年以上かかる「条件付き出場資格あり」が体育会全体の3%弱、卒業に6年以上かかる「出場資格なし」が同じく3%弱。この割合を、なるべく早い段階で1%ほどに減らしていければと考えています。競技によっては、4年間で卒業せずにプロに行く選手もおります。そういったことを許さないということはできないですが、大学でスポーツをやる以上、可能な限り全ての学生に最低限の学力を習得して、卒業して行ってもらいたいという思いはあります。

―「条件付き資格あり」「資格なし」の学生が受ける修学支援プログラムとは具体的にどのようなものですか。
 (冨田副学長)ひとつは1年生向けに、週に1度の90分程度のノートの取り方、新聞記事の要約など、基本的学習のベースになる力を付けるためのプログラムの実施があります。しかし、これだけでは不十分ですので、学生同士の教え合い、学び合い、優秀な成績を収めている体育会学生にチューターとして、後輩に教えていくような仕組みを考えています。これはクラブ横断的なものになると考えています。

―今回定められた学業条件の単位取得数などの設定基準はあるのでしょうか。
 (冨田副学長)単純に卒業に必要な124単位を5年で取得できる場合、6年以上かかる場合の1セメスターあたりに必要な単位数を計算して、それを基準にしております。現段階では、非常に緩やかな基準になっておりますが、最終的には、4年で卒業できることを目指いしていきたいと考えております。

―すでに独自で学業条件を設定している部についても、一律に今回の規定の運用を求めていくのですか。
 (冨田副学長)自主的に厳しく運用するのは妨げません。

―日本版NCAAを意識した制度という一面もあるのでしょうか。
 (村田学長)もともと議論が始まったのは、2,3年も前で、当時は日本版NCAAという話もありませんでしたので、そこを意識したものではありません。もともと関西学院大学の体育会は“Noble Stubbornness”に加えて、文武両道という大きな方針がありますので、学業を優先しようという考えがありました。

―大学スポーツの課題のひとつに「安全と健康」があげられると思いますが、それについてお話をお聞かせください。
 (冨田副学長)今までは、体育会は自主活動という形で一線を画してきたが、もう少し大学が「教育」としての側面を重視していこうと考えております。その中の中心課題は、いかに安全と健全性の確保です。間もなく定期テストが終わり、学生たちが、この暑さの中で活動をしますので、熱中症などが起きないように、大学がどう取り組んでいくかは喫緊の課題と考えております。
 (村田学長)体育会はこれまで、大学とは切り離された活動でしたので、学長府のコントロールが及んではいけないものでした。しかし、これからは、監督やコーチにつきましても大学から指導、協力要請をし、全クラブ一律の安全基準を作るなどということができるようになっていくと考えています。