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任天堂株式会社
小岩 亮太(おいわ りょうた)さん

[ 編集者:神戸三田キャンパス   2008年11月11日 更新  ]

エンターテインメントで世界中の人を笑顔にしたい。

人の心を豊かにできるものづくり、関学で培われた「価値観」や「考え方」。

 

 情報技術が進化して、果たして人間は本当に豊かになったのだろうか? インターネットや携帯電話は決して悪いものではないけれど、情報技術が発達すればするほど、生身の人間同士の向き合ったコミュニケーションがますます希薄になっている。私は、関学で情報科学分野を専攻するなか、そんな疑問を感じました。
 そこで私は、逆にコンピュータがあるからこそ実現できる、人と人の対面コミュニケーションを円滑にし、みんなが楽しさや感動を共有できる「もの」をつくりたいと思ったのです。こうした想いから、私が関学在学中に制作したものは、「光」と「音」をテーマにした、どれもエンターテインメント性の高い作品ばかり。そのひとつ「Cycling Colorful Composer」はケミカルライトを使った、音も光も奏でるオルゴール。幻想的な音と光のハーモニーにより、自然と仲間との会話が弾む作品です。これは各種コンペなどで高い評価を得て、テレビ番組でも取り上げられたほか、数多くの賞も受賞しました。
 私の場合は、キャンパスで出会った仲間や先生・先輩から、人と人とのつながりの大切さに気づき、「人と人を結びつけ、人の心を豊かにできるものづくりをしたい」という自らの研究テーマが明確になったのです。関学では工学技術や知識以上に、「何を大切にすべきか」、研究開発に携わる際に必要な価値観や考え方を養えたことが大きかったですね。

相手の考えを尊重することも大切、自分の発想を信じることも大切。

 

 私は学生時代、自分の研究の魅力やニーズを仲間にうまく伝えることができなかった経験をしたことがあるんです。優れたアイデアと同じくらいに、それをまわりの人々に説得するスキルの必要性を痛感しましたね。
 その点、プレゼンテーションスキルや論文の書き方は、先生や先輩に厳しく鍛えられました。研究室の片寄晴弘先生は、感性情報処理の分野で日本トップクラス。国や企業との共同研究も数多く手がけています。そのため、どんなに優れた研究や技術も世の中に理解されてこそ意味があるということを実感されており、日々の研究の指導の中で「伝える力」の大切さを私たちに訴えていたのだと思います。

 

 それでも、うまくいかない時は正直つらいこともありましたが、それを乗り切って成果を出し、評価されたときは、うれしくて次のステップに挑戦しようと思えましたね。
 また、他の学生と共同で調査・発表したときや、映像作家の方と作品制作したときは、自分の意見を持ちつつ、相手の考えを尊重するというバランス感覚が大切だと実感。一方で、自分の発想や着眼点を信じること、それをあきらめないことの大切さも知りました。これは今後の私自身の研究や開発に重要なマインドだと思います。

 

 現在は念願叶って任天堂で、ネットワークを使ったゲームやサービスを開発している部署にいます。性別や年齢、国を問わず、誰もが楽しめるエンターテインメントをつくり、世界中の人々を笑顔にしたい。関学時代からずっと変わらないこの想いを実現する上で絶好の環境で、ずっと変わらずものづくりに携われる喜びを噛みしめながら日々仕事に励んでいます。

2008年 理工学研究科 情報科学専攻 博士課程前期課程修了
2006年 理工学部 情報学科卒業

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