保健だより(2016年4月)


園医 芦田先生から

小児科の役割

 皆さん、はじめまして。
 私、園医(嘱託医)をしております芦田乃介と申します。この1年お子さんをいろいろな角度からサポートさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 さて今日は小児科医の役割について述べさせていただきます。皆さんはお子さんが病気になった時、どこの診療科を選んでおられますか?風邪の時、体にブツブツが出た時、頭をぶつけた時、2分ごとにおしっこに行きたがる時・・・・・、こどもの症状は多岐にわたっているので、一体どこにかかったらいいのかわからないこともあろうかと思います。
 そんな時はぜひとも小児科を受診して下さい。小児科とは、その名の通り「こども全般を診る」診療科です。最近大人の世界は診療する内容によって細かく診療科が分かれてきました。「消化器科」「循環器科」「呼吸器科」などの看板を見られたことがあろうかと思います。ところが小児科では大病院は別として、一般の開業医でそこまで細かく分かれているケースはあまりありません。中に「小児循環器科」などの看板を出しておられる先生もいらっしゃいますが、その先生が循環器以外の診療をされないかと言うと決してそんなことはありません。ほぼすべての小児科医はこどものいろいろな病気を診るトレーニングをしっかりと受けており、その中で自分の専門性を持って普段の診療に当たっています。
 また体の病気以外のことも小児科医は相談に乗ります。子育てや発達で気になることなど、心理的なことに絡んだ問題点にもアプローチします。そして専門的な介入が必要と判断したら、そういう医療機関や施設を紹介します。
 つまり小児科医はこどものことすべてに携わることが可能な存在なのです。昔の町医者ってそうでしたよね。なんか困ったことがあればとりあえずそこに行き診てもらい、そこで手に負えなければ大病院に紹介されていたと思います。おとなでもこどもでも、そんなホームドクターが必ず1件はあったはずです。小児科医はまさしくそんな役割を担っています。

 今回園医(嘱託医)にならせていただいたのも何かのご縁です。お子さんのことで何か困ったこと、気になることがありましたなら遠慮なくお申し出ください。またこちらからもいろいろと情報提供していきたいと考えております。まわりのおとなが協力し合って、本当の意味でのこどもの幸せを作っていこうではありませんか。
 

芦田 乃介 (関西学院幼稚園 園医)