園長から「あたたかな まなざしを」(2015年4月)

*あたたかな まなざしを*

~起床について~

 ご入園、ご進級おめでとうございます。
 4月から園長に就任しました赤木敏之です。教職員一同、子どもたち一人ひとりに「あたたかなまなざし」を注いで、保育をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、今年度からこのコーナーは、子どものからだ関すること、子育てのことなどを、ご一緒に考えていきたいと思います。ご笑読いただけると幸いです。

*あたたかな まなざしを*
~起床について~

 先日、睡眠に関する研修に参加し、そこでおもしろいお話を聞きました。みなさんはイソップ童話の「ウサギとカメ」のお話はご存じだと思います。大体のお話の内容は 「ある時、ウサギに歩みの遅さを指摘されたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑みました。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先に行き、とうとうカメが見えなくなってしまいました。そこで、ウサギはカメを待とうと、居眠りを始めました。その間にカメは着実に進み、ウサギが目覚めたときは、山のふもとでカメが大喜びしていた。」というものです。
 睡眠の大切さの研修でしたので、睡眠学的、生物学的解釈をすると、ウサギは明け方と少し薄暗くなった時に活動する動物で、途中で寝ることは、さぼったわけでもなく、当然のことで、実は睡眠学的、生物学的には最初からカメは勝つことがわかっていたとのことでした。
 みなさんはどのように思われますか?

 さて、ヒトの場合はどうでしょうか。
 ヒトは本来、昼間に行動する動物です。朝、太陽が昇ると起き、食べて、活動して、太陽が沈むと寝る動物です。
 幼稚園に通う子どもで考えてみますと、『朝、太陽が昇ると起きて、朝食を食べて幼稚園に行く。幼稚園で遊び、家に帰る。夕食を食べて、太陽が沈み暗くなると寝る。』となります。この『(太陽が昇ると)起きる⇒太陽が昇っている時間帯に、食べる⇒排泄する⇒活動する(遊ぶ)⇒太陽が沈んだら体を休めるために、寝る』といったリズムが大切です。当たり前のことに思えるかもしれないのですが、このリズムを整えることは、子どもが健康に生活するための第一歩です。
 ここで、ポイントとなるのが起床です。人間の体内時計は約24.5時間です。しかし、人間の社会は24時間です。ズレがありますね。このズレを調整するのが、朝の陽光です。朝、太陽の光を浴びて活動を開始することで、この体内時計がリセットされるそうです。

 新年度がスタートしました。生活のリズムを整えるためにも、朝、お子様にあたたかなまなざしを注いで「おはよう」と声をかけ、カーテンを開けて、朝の陽光を浴びて、1日をスタートしませんか。
 

(アウトドア派園長:あかぎ としゆき)