園長から「植物だより」(2015年1月)

せいわようちえん・植物だより

~春の七草~

 「せり」は、おなじみの野菜ですが、他の6種類はどのようなものかご存知ですか?「なずな」は、ぺんぺん草の愛称でよく遊びにも使われる野草。「ごぎょう」は、ハハコグサという野草。「はこべら」は、ハコベという野草で菜っ葉がわりにお浸しに入れたりもします。「ほとけのざ」は、春に畑などに桃色の愛らしい花が咲く野草・ホトケノザとは違い、コオニタビラコというキク科の野草です。「すずな」はカブのことで、「すずしろ」はダイコンのことです。

○せり(芹)・セリ(セリ科)
○なずな(薺)・ナズナ(アブラナ科)
○ごぎょう(御形)・ハハコグサ(キク科)
○はこべら(繁縷)・ハコベ(ナデシコ科)
○ほとけのざ(仏の座)・コオニタビラコ(キク科)
○すずな(菘)・カブ(アブラナ科)
○すずしろ(蘿蔔)・ダイコン(アブラナ科)

 1月7日にこの春の七草を用いたお粥を食する風習がありますが、これは元々七草粥を食べることで邪気を払い、一年の無病息災や五穀豊穣を思って祈ることから始まりました。近年では、年末年始の暴飲暴食、贅沢な食事(おせち料理など)から胃を休めるという意味、また、この時期の野菜不足・ビタミン不足を補う意味で七草を食べる習慣になっています。由来からもわかるように、家族を思う心がこもった風習ですね。
いかがですか、子どもたちにこのような話をしながら、七草粥を食べることも心に残る経験となるではないでしょうか。そして、家族がお互いを思う心も涵養されることと存じます。

 

(植物大好き園長:いずはら だい)