園長から「植物だより」(2013年11月)

せいわようちえん・植物だより

落ち葉

 これから紅葉が・黄葉がきれいな季節です。ぜひ、お子様と一緒に色づいた葉っぱをさがして、「秋みつけた!」なんて楽しんでみてはいかがでしょうか。聖和幼稚園の園庭では、ナンキンハゼ、ニシキギ、カエデ、イチョウ、サワグルミ、エノキ、ムクノキなどの葉っぱがこれから色づくことと思います。秋の深まりを紅葉とともに楽しんでください。
 さて、そんな色づいた葉っぱは落葉します。じつは、この落ち葉が、自然環境の中でとても大切な役目を果たしています。落ち葉は、冬の乾燥時の地面の保湿や、キノコなどの菌類の繁殖を手伝ったり、新しい土となったりと生態系の中で大きな役割を担っています。落ち葉は、地面に落ちると人や動物に踏まれて朽ちていき、雨(水)などによって腐り(この時菌類の役割が大事)、その葉っぱをミミズやダンゴムシが食し、それらの糞を線虫、バクテリアが分解し、新しい土が生まれます。このように植物は、自然環境の根幹を成しているのです。
 ところが、文明環境が繁栄する中、この落ち葉はゴミとして掃き捨てられるようになりました。このことは、まさにエコロジーでない行為です。聖和幼稚園の園庭では、落ち葉はそのままにしています。コンクリート、アスファルト面に落ちた葉っぱもすべて園庭に戻しています。子どもたちは、落ち葉を拾ってままごとをしたり、飾りにしたり、はり絵に使ったりといろいろな遊びに使います。遊び終わって、地面に残された葉っぱは、上記のように土になります。新しく生まれ変わった土は、黒くてふかふかで肥沃です。
 落ち葉は、自然環境の中でこんな役目を果たしているのです。

 

(植物大好き園長:いずはら だい)