園長から「植物だより」(2013年4月)

せいわようちえん・植物だより

菜の花

 「菜の花」も春の花として有名ですが、「菜の花」とはアブラナの花だと思われていませんか?じつは、「菜の花」は、菜っ葉(なっぱ)のなる野菜(主に野菜)の花の総称で、カブ、ダイコン、ラディッシュ、キャベツ、レタス、ブロッコリー、ハナナ、アブラナ、カラシナ・・・など菜っ葉のなる野菜の花の形状は、皆さんがよく目にしている「菜の花」なんです。よく畑などで「菜の花」が咲いているのを見ますが、よく見てみると根元がカブであったり、キャベツだったりします。
 今年の春は、「これ何の菜の花かな?」と思って見ると楽しいかもしれませんね。聖和幼稚園の園庭には、昨年の秋に子どもたちと蒔いたカブ、ラディッシュ、ダイコンの「菜の花」が咲き始めています。これら形状は「菜の花」なのですが、カブは黄色、ダイコンは白色、ラディッシュは白に少し桃色が入った色です。ぜひ、お子さまと観察してみてください。
 幼稚園では、この花を摘んでままごとをしたり、根っこの根菜はすりおろして遊んだり、種を採って油(菜の花の種は油分を多く含むので)のヌルヌル感を感じたりと「菜の花」を使っての基礎体験を存分に楽しみたいと存じます。今の子どもたちは、五感の中でも視覚と聴覚を使う経験はたくさんしているのですが、嗅覚、触覚を使う直接体験が不足しています。心・脳をしっかりと発達させるには、これらの直接体験の中で五感がバランスよく使われることが大事です。ぜひとも、この春は、皆様もお子さまと「菜の花」の香り感じる経験もしてみてはいかがでしょうか。春を実感する素敵な体験になると思いますよ。
 

(植物大好き園長:いずはら だい)