園長から「植物だより」(2013年3月)

せいわようちえん・植物だより

春の草花

 春の到来を告げる樹木としてウメは有名です。ウメの香りがする梅林などに行くと、自ずとあの甘い花の香りに「春だな!」と思ってしまいます。他にもモクレンの花を見ると春を感じる人や、やはり、日本の春の代表的な樹木といえばサクラ・ソメイヨシノを思い浮かべる人も多いでしょう。このように季節感を感じられる植物を自分の心に持っているということはとても豊かなことです。そして、これらの嗅覚から得られる体験は、幼少の香りの基礎体験が、長期記憶として残っているからということを覚えておいてください。大好きなおばあちゃんの家の庭に咲いていたスイセンの香り、おかあさんと散歩のときに嗅いだウメの香り・・・一生涯春を感じる植物・風物詩として心に残るのです。

 子どもたちにとって身近な植物といえば、実際に触れることができる草花です。ちぎって、ままごとや草花あそびをしたりもできます。春の到来を告げる草花といえば、本園の年少・クラス名になっているタンポポ・レンゲ・スミレが有名です。これらの植物は、今でも野草として身近に見られる種類です。特にタンポポは、空地や道端にも咲いています。花を摘んで、ままごとに使ったり、茎が空洞になっているので、これで草笛あそびをしたり、タンポポの茎にスミレやレンゲの花を挿して風車を作ったり・・・などなどこの三種類の花を使ってのあそびは無限にあります。

 ぜひ、この春に「春の花」の香りを楽しむ体験や、春の草花あそびを親子でしてみませんか!この幼少の経験が、人生を豊かに感じさせてくれる心の基盤となりますよ。


 

(植物大好き園長:いずはら だい)