園長から「植物だより」(2013年2月)

せいわようちえん・植物だより

あぶりだし

幼少の頃、祖母と「あぶりだし」をして楽しかったことを今でも覚えています。絵を描くことが苦手だった私も、不思議とあぶりだしは楽しく絵が描けて、絵が浮かび上がる瞬間を喜んで観察していました。今も心に残る冬の遊びです。
 昨今、家庭でこの「あぶりだしをした!」という話題を耳にすることが減りました。そこで、どうでしょう!この冬、ご家庭で「あぶりだし」をしてみませんか?

―「あぶりだし」のやり方―
○用意するもの:普通紙(コピー用紙)、ミカン・レモン、筆
1、ミカンかレモンの果汁を、コップなどの器に搾って入れます。
2、この果汁で、紙に自由に絵を描きます(この時、塗りつぶすより、線画の方が、きれいに絵があぶりだされます)。
3、3~5時間ほど乾かして(自然乾燥)から、コンロの弱火であぶるのですが、描いた面の裏側をあぶります。あまり、火に紙を近づけすぎると紙全体が燃えてしまうので気をつけてください。

この「あぶりだし」は、ミカンやレモンの酸によって、何も塗っていない面より速く着火・焦げる原理からできる遊びです。昔の人は、この原理を密書などにも利用したとのことです。
また、1~3の手順で絵を描いて乾かし、「あぶりだし」をせず、その絵を水の中に浸けると、不思議とこれまた絵が浮かび上がってくるというミカン・レモンの酸・油分作用を使っての遊びもできます。これら、家庭ならではの温もりのある遊びです。ぜひ、お試しください。

※火を使うところは、必ず保護者の方がしてください。なお、子どもたちだけでの「あぶりだし」は危険ですので、ご家庭でご指導をよろしくお願いいたします。

 

(植物大好き園長:いずはら だい)