保健だより(2012年7月)

園医より

2012年7月11日

 皆さん、こんにちは。今年は節電モードの夏になりそうです。エアコンの使用を制限せざるを得ません。でも物は考えようです。こどもたちに夏の暑さの厳しさを経験させることができます。「エアコンがなければ、夏ってこんなに暑いんだよ」って事を知っておくことも大事なことです。そして、その暑さに対してどのように対処するのかも知ることができます。今年は水遊びの機会が増えるかもしれません。それもいいではありませんか。暑さを嫌ってエアコンのある部屋にじっと閉じこもっていることが、いかに不自然なのかを知る大きなチャンスです。ただ熱中症や脱水には注意が必要です。外で遊ばせる時は帽子をかぶらせ、十分な水分補給と適度な塩分補給を忘れないようにしてください。

 さて今回はもう一つ話題があります。それは予防接種のことです。このお便りで予防接種のことを何度も取り上げています。その理由は、予防接種はどんどん変わっていくからです。今回変わったのは水ぼうそうとおたふくかぜの予防接種です。これらの予防接種、従来は一生に1回受ければいいことになっていました。でも予防接種を受けていてもその病気にかかるケースが多々見られます。皆さんもそんなケースをご存知だと思います。そこで、この2つの予防接種をもう1回受けておくほうがいいとの意見が以前より日本小児科学会から出されていたのです。皆さんご存知でしたか?そして、その2回目の時期が今回変更になりました。水ぼうそう、おたふくかぜとも1歳になったら早い時期に1回目を接種し、水ぼうそうは2歳になる前に、おたふくかぜは年長さんの時期に2回目の接種が勧められています。読み替えれば、水ぼうそうは1年間隔で、おたふくかぜは数年間隔で、それぞれ2回受けると考えられます。皆さん、2回目の接種をぜひ受けるようにしてください。
 

芦田 乃介 (関西学院 聖和幼稚園園医)