2021.12.23[研究活動・イベント]
第52回 KG CAPSセミナー 服部陽介 先生(大手門大学)
講演者:服部陽介先生(大手前大学)
日 時:2021年12月23日(木)15:10~16:50
場 所:関西学院大学上ケ原キャンパス F号館102号教室
講演タイトル:気そらしは何をもたらすか?-反すう・侵入思考との関連-
要旨: 落ち込みを経験したとき,われわれは,落ち込みをもたらした出来事や落ち込んだ自分の状態についての思考にとらわれ,そこから逃れられなくなることがある。このような反応は反すうと呼ばれ,習慣的に反すうを行うことが,抑うつをはじめとする様々なネガティブ感情の持続や悪化を導くことが知られている。反すうの対になる落ち込みへの反応として,落ち込んだ出来事や自分以外の事象に注意をそらす気そらし (あるいは気晴らし) がある。気そらしは,落ち込みを弱める適応的反応とされ,反すうに拮抗するものと考えられてきた。しかしながら,気そらしは,気そらしを行う個人の持つ属性や状況によって,その有効性を失う場合があると考えられる。本発表では,気そらしが侵入的思考や反すう,落ち込みにつながる可能性について検討した研究の結果を報告するとともに,適応的な感情制御の方法について議論したいと考えている。
