[ 編集者:産業研究所   2023年7月18日 更新 ]

2023年6月12日 DMG森精機株式会社 奈良商品開発センタ訪問ツアーを実施

日時:2023年6月12日(月)
訪問先:DMG森精機株式会社 奈良商品開発センタ(奈良県奈良市)
引率・コーディネーター:ホルガー・ブングシェ 国際学部教授
参加人数:11名

2023年度の企業訪問ツアーは、数値制御(NC)旋盤、マシニングセンタ(MC)、5軸加工機、複合加工機に特化した工作機械業界のグローバルリーダー、DMG森精機を訪問しました。当該企業への訪問は、本学OGであり、現在、日本貿易振興機構(ジェトロ)奈良貿易情報センターの木川美樹子所長のご協力のもと実現しました。木川様にはこの場をお借りし、改めてお礼申しあげます。

DMG森精機は、1948年に森精機製作所として創業し、2009年にドイツのビーレフェルトに本社を置くDMG社(Deckel, MAHO, Gildemeister)と資本・業務提携し、その後2016年に経営統合し、DMG 森精機として組織されました。現在では、全世界に約13,000人の従業員を抱える大企業となり、世界42カ国157拠点に販売・サービス拠点を保有しています。

今回の訪問では、①環境への取り組み、②研究・開発、③国際物流、④人事管理、⑤サステナビリティへの取り組みについて、それぞれの部門担当者からレクチャーいただきました。
「工作機械技術の継続的な革新と進歩」「グローバルな貿易業務と国際市場で直面する課題」「労働力の配分」「多様性」「職場環境の質向上に関する会社の方針と取り組み」について理解を深めることができ、中でも、ドイツと日本の事業部門間の協力関係、工作機械産業のオートメーションというハイテク化については、学生たちも非常に関心を寄せていました。
開発センタ内では、普段なかなか見慣れない機械も視察させていただき、学生たちも目を輝かせながら無言で眺めていたのが印象的でした。

学生たちも大きな感銘を受けたようで、「貿易や国際物流について詳しく知る機会になった」、「社会貢献のためには“発明”だけではなく、“どのように使うか”も重要であることを学び、課題発見力を磨きたいと感じた」、「就職活動の際、どのような観点で企業選びをするかだけではなく、社会の出来事に対し、より広い視野を持って見るようにしたい」と、感想を寄せてくれました。