2013.7.19 関西学院中学部通信 第101号「自分を成長させる夏休みに」

[ 2013年7月19日 更新 ]

2013年7月19日  中学部長 安田栄三

中学部長 安田栄三
 「身ぃ(me)削ってみようや~他者(ひと)を想う~」のスローガンでスタートした新生徒会を中心に、全員で新入生を歓迎した体育大会は、本当に見事でした。競技中のフェアプレーは勿論、前日まで一生懸命に準備してくれた生徒たちのひたむきさに心を打たれました。
 毎日の駆け足では、男子も女子も真っ先に走り出す生徒たちがいます。解散後には、必ず机などの後片付けを率先してやってくれる生徒たちがいます。毎週水曜日の早天礼拝初め、中学部生は常にいろんな場所で、みんなのことを祈ってくれています。生徒たちの優しさと思いやりに、いつも頭が下がります。
 今学期からは、甲東園駅からの側道に位置を変えて、朝晩毎日立たせていただいています。道が狭いのでどうしても広がりがちになりますが、見ているだけできちんと並んで歩いてくれます。立っていると、時々地元の方が私に声をかけてくださいます。私に挨拶して帰ってゆく生徒たちの姿を見て、「関学の生徒さん、礼儀正しいですね。」とおっしゃってくださる方も多いです。
 会議のない放課後は、できる限り各クラブの活動や練習を回っていますが、男子も女子も一生懸命活動しており、大きな声で挨拶を返してくれて、とても嬉しくなります。女子のクラブは新しい歴史を刻み始め、試合や大会に出場し頑張っています。試合や大会会場でのさわやかなマナーが印象的でした。吹奏楽部のコンクールに向けての練習や、中学総体での各クラブの熱戦と応援している部員の姿にも感銘を受けました。男子も女子も、一人一人がすべてかけがえのない大切な存在であり、こんなに誇りに思える生徒たちとともに生活できることを、私は幸せに感じています。28年前の御巣鷹山の飛行機事故で、私の大切な同僚であった先生は帰らぬ人となりましたが、その先生の分まで生徒たちに、人間らしく生きるために何が大事なのかを伝え続けたいと思います。
 二年生はこの夏、青島でキャンプをします。顔も知らない中学部生に、一番おいしいトマトを食べさせてやりたい、そう願って一生懸命に栽培してくださる農家の方がおられます。多くの方に支えられて、私たちは生きています。弱音をはかないで、将来世の中の人のために少しでも役に立てる自分をつくるため、青島キャンプに臨んでください。
 三年生は最後の夏休み、どうか今までの総決算として有意義な夏休みを過ごしてください。クラブに、勉強に、奉仕活動に、読書にしっかり打ち込んで、ますます自分を成長させてください。いつも下級生を誠実に引っ張ってくれている姿に、心から感謝しています。
 一年生は初めての夏休み、規則正しい生活習慣を大事にして、二学期のスタートに備えてください。部活や教会での多くの出会いが君たちを待っていると思います。 文芸コンクールも、楽しみにしています。神様がいつもみんなの傍にいてくださいますように。