ジャン・モネ・チェア (Agreement No. 2018・3245 / 004 – 001)

[ 編集者:産業研究所       2010年3月17日 更新 ]

テーマ:EUの地域産業研究プログラム(EURISP)

 このジャン・モネ・チェアのテーマは、EUの地域産業と経済発展です。地域産業は、主に中小企業ですが、その地域で生活し働く人々に仕事だけではなく、アイデンティティも提供しています。
 EUと同様に日本も、地域間で経済発展に格差があるという課題に直面しています。ヨーロッパの地域が多様であるために、また特に産業・経済構造や国家・地域政策が日本と類似しているために、ヨーロッパの地域産業と経済発展は、日本のビジネス界からだけでなく、国レベル・地域レベルの政策立案者、市民社会からますます注目されています。EURISPでは、できるだけ多くの方々に関心を持っていただき、ご支援・ご参加をいただくために、ヨーロッパの地域産業と経済発展の課題を関西学院大学(KGU)がある関西地方の同課題と比較していきます。
特に次のような政策と戦略に焦点を当てる予定です。

•産業における生産と雇用の維持
•伝統的産業と産業構造の保護
•産業変化があった地域への再生サポート
•製造と研究・開発(R&D)の競争力維持
•デジタル化(Industry 4.0)への対応
•地域間格差の拡大防止と地域的・社会的つながりの涵養

 対象とするヨーロッパの地域は、関西地方といずれかの町・地域と何らかの協定を締結している地域、あるいは本学の協定校がある地域から選ぶ予定です。また、このジャン・モネ・チェアは、アンナ・シュラーデ産業研究所准教授を主担当とするジャン・モネ・モジュール「Declining rural areas in the EU and in Japan: Embracing depopulation & population ageing in the 21st century (EUと日本の衰退する地方:21世紀の過疎化と高齢化を迎えて)」にも協力・貢献する予定です。

採択期間の3年間(2019年9月~2022年8月)に予定している活動内容は次のとおりです。

イベント/EVENTS

本学の学生を対象に、駐日欧州連合代表部(東京)を訪問するツアーと最近のEUに関する課題や学生の研究課題について学ぶ合宿を3回開催する予定です。そのほか、大学生や研究者だけではなく、地域の政府関係者や公務員の方々、一般の方にも参加いただけるワークショップや講義、カンファレンスを開催してEUと日本の地域発展について共通の理解が持てるよう意見交換できる機会を提供します。

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教育活動/TEACHING

3つの科目を新設して、本学とEUインスティテュート(EUIJ)関西のEUに関する教育、特に産業、地域経済の発展や経済史の分野の充実を目指します。
新設科目
1.The Automobile Industry in the European Union – Issues, Policies and Actors
2.Economic History of the European Union
3.Industries and Regional Economies in the European Union

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共同研究/RESEARCH

EUと日本の地域産業と経済発展に関する研究プロジェクトを立ち上げる予定です。日本、特に関西地方と密接な関係にあるヨーロッパ地域に研究の焦点を当てます。この研究により、地域産業と経済発展の課題について知識を深めるだけでなく、ヨーロッパと日本の地域間協力に貢献できることを願っています。

出版・成果物/DELIVERABLES

研究プロジェクトや講義、ワークショップ、カンフェレンスの結果を、ディスカッション・ペーパーとして定期的にウェブサイトで公表します。研究やプロジェクトの成果を本にまとめ、採択期間中に少なくとも1冊書籍を出版する予定です。また、ヨーロッパの自動車産業に関する教科書を出版し、学部生、大学院生の授業テキストとして使用する予定です。

問い合わせ先

ホルガー・ブングシェ国際学部教授
bak08439@kwansei.ac.jp

関西学院大学産業研究所
〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
Tel: 0798-54-6127
Fax: 0798-54-6029