2017.01.16.
2016年度 先端社会研究所シンポジウム【2/21(火)開催】

先端社会研究所では2016年度のシンポジウムを次のとおり開催いたします。
みなさまのご参加をお待ちしております(参加無料、事前申込は必要ありません)。

【題 目】:2016年度関西学院大学先端社会研究所シンポジウム
      支援活動から発見されるソーシャル・ディスアドバンテージ
      ーホームレス支援の現場からー
【日 時】:2月21日(火)14:30〜17:30
【場 所】:関西学院大学上ケ原キャンパス図書館ホール
【報告者】:奥田知志氏(NPO法人抱樸理事長)
      川口加奈氏(NPO法人Homedoor理事長)
【司 会】:白波瀬達也(関西学院大学社会学部准教授 / 先端社会研究所研究員)

【報告者プロフィール】
奥田 知志(おくだ ともし)
1963年生まれ。1982年、関西学院大学在学中に日本最大の寄せ場、釜ヶ崎と出会う。以来、生活困窮者支援・ホームレス支援に携わる。1990年、現在の日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師に就任。同時に北九州におけるホームレス支援団体であった北九州越冬実行委員会に参加し、事務局長となる。2000年、NPO法人北九州ホームレス支援機構(現 抱樸)理事長に就任。『生活困窮者への伴走型支援』(明石書店)、『「助けて」と言える国へ』(集英社)など著書も多数ある。

川口 加奈(かわぐち かな)
1991年生まれ。14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊出しや100人ワークショップなどの活動を開始。大阪市立大学に在学中だった19歳の時にHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業等でホームレスの人や生活保護受給者累計180名以上に就労支援を提供する。世界経済フォーラム(通称・ダボス会議)のGlobal Shapersや、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013若手リーダー部門にも選出される。ABCラジオ「ほりナビ クロス」レギュラーコメンテーター。

【趣旨】
 2002年に施行されたホームレス自立支援法を契機に官民の取り組みが進み、日本におけるホームレスの数は減少傾向にある。しかし、現在においても全国で6,000人以上がホームレス状態を余儀なくされている。また、野宿状態に至っていないものの、安定した住居を持たない不安定就労層や低年金層は数多く、彼らはホームレス予備軍といっても過言ではない。このようにホームレス問題は未だ深刻な社会問題であり続けている。
 ホームレスという現象は、「物質的な貧困」(家がない、収入が少ない等)のみならず「関係的な貧困」(家族がいない、人付き合いが乏しい、居場所がない等)が絡まることで生じると考えられている。そのため、近年のホームレス支援の現場では、一人ひとりの丁寧な寄り添い(パーソナル・サポート)が重要視されている。
 今回のシンポジウムでは、全国でも先駆的な取り組みをしている二つのホームレス支援団体の実践家を招き、ホームレスの「ソーシャル・ディスアドバンテージ」(社会的不利)に焦点を当てて、それらが支援の過程でどのように発見されたか、また、発見されたソーシャル・ディスアドバンテージに対してどのように対応しているのか、という観点から現場の実情について学ぶとともに、社会福祉制度、財源、人材の問題も触れながら、その解消に向けた方策について考えていきたい。

【問い合わせ先】
関西学院大学先端社会研究所事務室
TEL : 0798-54-6085
E-mail : asr@kwansei.ac.jp
URL : http://www.kwansei.ac.jp/i_asr

先端社会研究所2016年度シンポジウム [ 784.18KB ]PDFリンク