立石 裕二

[ 編集者:先端社会研究所   2019年4月3日 更新 ]

研究所スタッフ

【副所長】

立石 裕二
TATEISHI, Yuji
<所属>: 関西学院大学 社会学部
<職名>: 教授
<専門>: 科学技術社会学、環境社会学
<学位>: 博士(社会学)

略歴

2008年 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程修了
2009年 関西学院大学社会学部社会学科 助教
2012年 関西学院大学社会学部社会学科 准教授
2017年 関西学院大学社会学部社会学科 教授(現在に至る)

研究分野

科学技術社会学、科学技術社会論(STS)、環境問題の社会学、リスクの社会学

研究関心

これまでイタイイタイ病、長良川河口堰問題、化学物質過敏症・シックハウス症候群、地球温暖化、放射線リスクなどを対象にして、環境問題における科学者・技術者の役割について研究してきました。科学研究にせよ技術開発にせよ、結果が出るまではどちらに転ぶか分からない、という不確実性をもっています。専門家の間でも意見が割れる「論争状態」にあることも少なくありません。しかし、私たちの社会は、そうした不確実性(とくに望ましくない方向での不確実性)からしばしば目をそらし、あたかも不確実性がない(小さい)かのように扱ってきました。科学・技術に関して多くの知識をもつはずの専門家たちも、歯止めにならないどころか、利害関係をもつ分、かえって不確実性が見えなくなっていることが少なくありません。不確実性をきちんと見すえた意思決定ができる社会にするには何が必要なのか、そうした社会において科学者・技術者が果たすべき役割は何か、に関心をもって研究を進めています。

主要業績

立石裕二,2017,「環境と科学技術」盛山和夫ほか編『社会学入門』ミネルヴァ書房,207-222.
立石裕二,2015,「環境問題において不確実性をいかに議論するべきか――福島第一原子力発電所事故後の放射線被曝問題を事例として」『社会学評論』66(3): 412-428.
立石裕二,2014,「低線量被曝をめぐる対立と負の自己言及の必要性」『科学』84(5): 494-497.
立石裕二,2011,『環境問題の科学社会学』世界思想社.
立石裕二,2008,「環境問題の捉えかたの世代間差異と子どものころの記憶」『環境社会学研究』14: 101-118.