食研究班の活動について

[ 編集者:先端社会研究所   2017年4月27日 更新 ]

研究活動の趣旨

 グローバル化が進む世界において、その派生現象まで含め、理論的、メカニズム的な水準で理解を深めることが、社会科学全体の大きなテーマになっている。グローバル化については、主として「新自由主義」に対するリアクションとして現代の世界を捉える理念的な理解と、政治学・経済学を中心とした実証的な実態把握の間で乖離が生じ始めている一方、現実に即したメカニズムの解明、モデル化は進んでいない。
 他方で、この課題に向き合うには、取り上げなければならない要素が無数に存在するという問題もある。GDPの増大、人口構造、産業構造、民主主義体制の広がりといったマクロな指標から、価値意識に関わるものや、先端的であるために量的には把握できないような事例まで、扱う幅は広い。こうした課題に対応すべく、本研究班では広く「食」に関わるテーマを切り口としつつ、それを入口にして研究を進めていきたい。
 特に、生産過程の複雑化により、産地と加工地と消費地がそれぞれ異なるようなケース、多国籍企業による食流通の寡占といった現代的な事象に対して、日本を含む先進社会がどのように対応しているのかといった論点など、今世紀に入ってからより重要性を増した問題は多い。これらの問題にひとつひとつ取り組みながら、中長期的な目標として、冒頭に掲げた理論的・メカニズム的な理解を深めていきたい。以上が、本研究テーマの趣旨である。

研究メンバー

代表者:鈴木 謙介(社会学部・准教授)

班員:
〈研究員〉
高原 基彰(社会学部・准教授)
奥村 隆(社会学部・教授)
山田 真裕(法学部・教授)

〈客員研究員〉
柴田 悠(京都大学・准教授)
富永 京子(立命館大学・准教授)

これまでの活動

2017年度
第1回先端研セミナー

第1回先端研セミナー

第1回先端研セミナー
題 目:ラーメンから見る食とグローバル化
日 時:2017年5月9日 16:50 〜 18:20
講 師:鈴木 謙介(食研究班代表)

食研究班の取り組み・検討課題を周知すること、およびそれを通じた大学院生・学部生の研究支援のために週1回のペースで開催。

2017年度

 食研究班では、「食とグローバル化」を中心的な検討課題としつつ、2016年度は研究会・セミナー開催を中心に活動した。具体的には週に1回、大学院生・学部生の参加する研究会を開催し、当該課題についての文献調査、報告、討議を行った。またセミナーとしては、キリン株式会社より講師を招き、全学的に参加者を募ってのワークショップを開催した。このセミナーには、社会学部、経済学部、法学部などから計21名が参加した。

〈勉強会〉
食研究班の取り組み・検討課題を周知すること、およびそれを通じた大学院生・学部生の研究支援のために週1回のペースで開催。

2016年度
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 食研究班では、「食とグローバル化」を中心的な検討課題としつつ、2016年度は研究会・セミナー開催を中心に活動した。具体的には週に1回、大学院生・学部生の参加する研究会を開催し、当該課題についての文献調査、報告、討議を行った。またセミナーとしては、キリン株式会社より講師を招き、全学的に参加者を募ってのワークショップを開催した。このセミナーには、社会学部、経済学部、法学部などから計21名が参加した。

〈ワークショップ〉
題 目:食の未来とこれからの社会―シナリオ・プランニングで考える
日 時:2016年12月10日(土)14:30 ~ 16:30
企 画:キリン株式会社キリン食生活文化研究所
講 師:太田恵理子様(キリン株式会社)
参加者:21名

〈勉強会〉
食研究班の取り組み・検討課題を周知すること、およびそれを通じた大学院生・学部生の研究支援のために週1回のペースで開催。2016年度秋学期は7回の勉強会を開催。

2015年度

第3回先端研セミナー
題 目:食とグローバル化の社会学 ―ポスト“マクドナルド化“時代のフードスケープ
日 時:2015年7月18日

7月18日に関西学院大学梅田キャンパスにおいて開催された第3回先端研セミナーでは、2016年度以降の先端研の研究班のひとつとしてスタートする予定の「食とグローバル化」研究チーム による報告とディスカッションが行われた。セミナーでは、まず鈴木謙介による基調報告があり、3名のディスカッサントによるリプライ、およびフロアを交えた討論が行われた。