2016年度

[ 編集者:先端社会研究所   2017年1月27日 更新 ]

2016年度第6回先端研セミナー(共催:社会調査協会)

先端社会研究所では、社会調査協会との共催で、2016年度第6回先端研セミナー「ライフストーリーとライフヒストリー――『事実』の構築性と実在性をめぐって」を開催します。

【日時】2017年3月14日(火) 13:30~17:00
【会場】関西学院大学大阪梅田キャンパス 1405号室

【報告】ライフストーリー論におけるリアリティ研究の可能性  西倉 実季 氏(和歌山大学)
    何が対話的に構築されるのか               朴 沙羅 氏(神戸大学)
    物語/歴史/人生──個人史から社会を考える三つの方法  岸 政彦 氏(龍谷大学)
                          司会:三浦 耕吉郎(関西学院大学)

【趣旨】
今日、ライフストーリー研究は、若手の研究者から大変高い関心が寄せられていると同時に、主としてライフヒストリーの立場に立つ研究者から、厳しい批判も投げかけられてきている。そこで、今回のセッションでは、ライフストーリーの研究者とライフヒストリーの研究者にそれぞれご登壇願いながら、まずは、ご自身の調査研究における実践のなかで、「事実の構築性」と「事実の実在性」とが、いったい、どのような場面で、どのように交差しているのか、という点に焦点を絞った報告をしていただく。そうすることによって、一見、実証主義と構築主義の対立にみえていたこれまでの事態を、各々の研究者がこの二つの結びつき方を異なった観点から模索しているという点において、ある種の共同的な営為として捉えなおす契機となることができれば幸いである。

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2016年度第5回先端研セミナー(文化表象班第1回研究会)

先端社会研究所では、2016年度第5回先端研セミナー(文化表象班第1回研究会)を開催します。

【題 目】:イギリス政治社会の分断とEU国民投票
【報告者】:若松 邦弘 氏(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授/先端社会研究所客員研究員)
【司 会】:鳥羽 美鈴(関西学院大学社会学部准教授/先端社会研究所研究員)
【日 時】:2月23日(木) 13:30~15:00
【場 所】:先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)

参加無料、事前申込の必要はありません。みなさまのご参加をお待ちしております。

【概要】
昨年6月にイギリスで実施された国民投票では、居住地域や階層による有権者の分断が明瞭になった。その意識の乖離は(イングランドとそれ以外という地域性のみならず)近年大きくなってきていた。保守党・労働党というイギリスの政党システムの主軸を担う政党への支持を中心に、国民投票の結果分析を通じ、イギリスの政治社会における意識の分断の様相を検討する。

【お問い合わせ】
先端社会研究所事務室 Tel:0798-54-6085 / E-mail:asr@kwansei.ac.jp

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2016年度第4回先端研セミナー(食研究班企画ワークショップ)

先端社会研究所では、2016年度第4回先端研セミナー(食研究班企画ワークショップ)を開催します。このワークショップでは、キリン食生活文化研究所の太田恵理子氏を講師に迎え、現代社会に関する様々なデータを踏まえた上で、今後生じると考えられる社会課題を抽出し、どのようなビジネスチャンスが想定できるかをグループワーク形式で考えます。
ワークショップの性格上、参加ご希望の方には事前申し込みをお願いしております。研究科または学部・学年、氏名を明記の上、asr@kwansei.ac.jpまでメールでお申し込みください。申込締切は11月30日。応募者多数の場合は抽選を行い、メールで結果をお知らせいたします。

【題 目】食の未来とこれからの社会――シナリオ・プランニングで考える
【講 師】太田 恵理子 氏(キリン株式会社 キリン食生活文化研究所)
【日 時】2016年12月10日(土) 14:30~16:30
【場 所】先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)

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2016年度第3回先端研セミナー

先端社会研究所では、2016年度第3回先端研セミナーを開催します。

【プログラム】
第1部:10:30~
「メディア社会のこれまでとこれから」 難波功士×鈴木謙介
第2部:11:30~
「データで人・社会を測るということ」 中野康人×清水裕士
第3部:12:30~
「フィールドに出て何を見るのか」 三浦耕吉郎×鈴木慎一郎

(コーディネーター:鈴木謙介/先端社会研究所副所長)

【概要】
人文・社会科学の置かれている立場は、現在、様々な角度から再考を促されている。いわゆる「実学志向」の波に押される形で生じている学びの変化はもちろんのこと、ポスト冷戦の世界における社会構造の変化、メディア環境の発達による知識・情報の氾濫、ますます多様化・複雑化・不透明化する社会課題など、既存の研究蓄積を、これからの社会のありかたといかに接続させられるかを問われるようになっているのだ。
関西学院大学先端社会研究所ではこれまで、こうした現実をふまえ、先端的な研究、先端的な社会のありようを追求してきた。しかしながら、ややもするとそれらの「先端」は、個別の領域での研究の深みを極めるあまり、他の「先端」との関わりの中でどのように位置づけられるのかが明瞭でなくなっている。そこで今回は、先端研の研究の枠を飛び出し、社会学研究科に所属する複数の研究者によるシリーズ対談を通じて、複数の「先端」をクロスさせることを試みたい。専門分野もディシプリンも異なる研究者どうしの対談によって、今後のブレイクスルーとなる新たな先端の誕生を期待したい。

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2016年度第2回先端研セミナー(ソーシャル・ディスアドバンテージ班第1回研究会)

先端社会研究所では、2016年度第2回先端研セミナー(ソーシャル・ディスアドバンテージ班第1回研究会)を開催します。

【題 目】:宗教による災害復興支援とその正当性-台湾仏教による異なる二つの災害復興支援から-
【報告者】:村島健司氏(関西学院大学先端社会研究所専任研究員)
【日 時】:7月28日(木) 15:00~17:30
【場 所】:先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)

参加無料、事前申込の必要はありません。みなさまのご参加をお待ちしております。

【概要】
台湾における災害復興は、宗教団体が中心的な役割を担っており、その復興支援は被災者の心のケアや死者の追悼などにとどまらず、仮設・復興住宅の建設や公立学校の再建など大規模かつ「公共」的な分野にまでおよぶ。戦後に誕生した仏教団体はその最たる例であり、1999年に発生した台湾大地震後の復興支援を契機として、被災者や社会のあいだである種の正当性を獲得し、多額の支援金や災害ボランティアを集めることになる。正当性を獲得するに至ったのは台湾の社会構造と関係があり、またその構造は、戦後の台湾社会において仏教団体が誕生し、成長を続けてきた要因でもあった。しかしながら、その正当性は2009年に発生した八八水害後ではほころびを見せる。それは、先住民を中心とした被災者が仏教団体の復興計画を受入れなかったからであり、また同時に噴出した社会から仏教団体への批判であった。ではなぜ、被災者は仏教による支援を拒否したのか。仏教団体が展開する災害復興支援への同調と拒否の事例を通じて、仏教団体が準拠してきた正当性を明らかにし、災害後の社会的支援を円滑に進めるための社会的条件を探るのが本報告の目的である。

【報告者紹介】
関西学院大学先端社会研究所専任研究員。専攻は文化社会学、宗教社会学、台湾社会研究。主な論文に、「台湾における震災復興と宗教:仏教慈済基金会による取り組みを事例に」(稲場圭信・黒崎浩行編『震災復興と宗教』明石書店、2013年)、「宗教团体的灾后重建活动与其正当性――以中国台湾地区佛教慈善团体投入的两种灾后重建为例」(『西南边疆民族研究』第13号、2013年)、「国家のはざまを生きる――中国雲南省新平イ族タイ族自治県における 文化的再開発」(『関西学院大学先端社会研究所紀要』第12号、2015年、林梅・荻野昌弘・西村正男と共著)。

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2016年度第1回先端研セミナー

先端社会研究所では、2016年度第1回先端研セミナーを開催します。

【日時】2016年4月22日(金) 14:30~16:30
【場所】関西学院大学上ケ原キャンパス・先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)

今回のセミナーではオランダの戦争資料研究所(NIOD:Institute for War, Holocaust and Genocide Studies)から研究員であるBuchheim博士をお招きし、日本占領下のインドネシアにおけるオランダ人の生活と政治について報告していただきます。

参加無料、事前申込の必要はありません。みなさまのご参加をお待ちしております。
なお、報告は英語で行われます。

【題目】
Private lives under public scrutiny: Dutch-Japanese relations on Java 1942-1945

【概要】
In this presentation I will present the case of the link between the Dutch-Belgian Marie-Thérèse Brandenburg van Oltsende and the Japanese Minoru Sakata. Minoru worked for the Japanese Propaganda Office on Java, he came to Java in 1942 and left again in the summer of 1944. Marie-Thérèse was one of the western women who were able to continue to live in her own house during the occupation. In analyzing their wartime and postwar connections and reconstructing their larger social network I aim to unpack some of the generally assumed stories behind Japanese-Dutch relations under the Japanese occupation of colonial Indonesia between 1942 and 1945. We should challenge what we think we know about this period by finding new sources and combining different perspectives. Over time I collected information from different sources on this case and the many open questions that still remain make it especially clear that daily life on the ground was far more complicated than we tend to assume.

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