2011年度シンポジウム

[ 編集者:先端社会研究所   2014年9月5日 更新 ]

関西学院大学先端社会研究所 2011年度シンポジウム「関西私鉄文化を考える」

テーマ:「関西私鉄文化を考える」

日時:2011年10月1日(土)13:00~17:30
場所:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス G号館201号教室

趣旨: 関西では、阪急、阪神、京阪、近鉄、南海という五大私鉄の沿線に、それぞれ個性的な「沿線文化」が形成されてきました。このシンポジウムでは、「沿線文化」や「○○線らしさ」の形成、展開、背景を、社会学、建築学、地理学、民俗学など複数の視点から学際的に読み解いていきます。

備考:本シンポジウムは一般の方々に公開いたします。事前申し込みは不要です。
参加費:無料
お問い合わせ先:先端社会研究所事務室(Tel:0798-54-6085 Email: asr@kwansei.ac.jp)

進行: 総合司会 金 明秀(先端社会研究所副所長/関西学院大学社会学部教授)

プログラム

第1部

13:00~13:05 挨拶  島村 恭則(先端社会研究所所長/関西学院大学社会学部教授)

13:05~14:15 基調講演「便利になった反面遅くなっている関西私鉄」
川島 令三(鉄道アナリスト)

第2部

14:30~16:00 パネルディスカッション
「ケーキ・ホテル・プロ野球から阪神間を読みとく」
三宅 正弘(武庫川女子大学生活環境学部准教授)

「『学園前』と『学研都市』─丘陵開発をめぐる〈民〉と〈官〉─」
島村 恭則(先端社会研究所所長/関西学院大学社会学部教授)

「路線間イメージ格差を考える─南海電鉄を中心に─」
難波 功士(関西学院大学社会学部教授)

「関西私鉄系不動産事業の変化と空間の再編成─阪急不動産を中心に─」
山口 覚(関西学院大学文学部教授)

16:15~17:30  フロアとの質疑応答

先端研シンポジウム『関西私鉄を考える』 登壇者紹介

基調講演

★ 川島 令三 (かわしま りょうぞう)
1950年、兵庫県に生まれる。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て鉄道図書刊行会に勤務、『鉄道ピクトリアル』『電気車の科学』を編集。現在は鉄道アナリストとして執筆を中心に活動中。また朝日放送で放映中の『ビーバップ!ハイヒール』で常連のパネリストとして出演するなど、テレビでも鉄道関係のコメンテーターとして活躍。著書『全国鉄道事情大研究』シリーズ(草思社)は10年以上続き、現在も続刊中の人気を誇る。他、著書に『【図説】日本の鉄道』シリーズ(講談社)など多数。本年10月10日には同シリーズの最新刊『山陽・山陰ライン<第1巻>』が出版予定。早稲田大学で市民講座の講師も務める。鉄道友の会会員。全国鉄道利用者会議会員。

パネリスト

★ 三宅 正弘 (みやけ まさひろ)
1969年、芦屋市に生まれる。大阪大学大学院博士課程修了、工学博士。都市計画コンサルタントや徳島大学を経て、武庫川女子大学生活環境学部兼生活美学研究所准教授。
専門は、まちづくり、地域デザイン、環境デザイン。都心から郊外、山村漁村と西日本中心に、各地のまちづくりや空間デザインを手がけるとともに、これまで日本経済新聞などの新聞連載や、テレビのレギュラーコメンテーターを務め、「ケーキ」や「お好み焼き」など身近な題材から、まちづくりや地域デザインを提唱する。また公職としては村役場から県庁、政府において、教育、都市計画、市史編纂、産業振興、文化財保存まで務める。代表的著書は『石の街並みと地域デザイン ―地域資源の再発見―』(学芸出版社、2001年)、『神戸とお好み焼き ―まちづくりと比較都市論の視点から―』(神戸新聞総合出版センター、2002年)、『遊山箱 節句の弁当箱』(徳島新聞社、2006年)。

★ 島村 恭則 (しまむら たかのり)
関西学院大学社会学部教授、関西学院大学先端社会研究所所長。博士(文学)。1967年、東京都杉並区生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学。国立歴史民俗博物館民俗研究部助手、秋田大学准教授を経て、現職。専門は、民俗学、社会史。とくに、日本をふくむ東アジアの都市民俗、文化的多様性に関して研究。著書に、『〈生きる方法〉の民俗誌―朝鮮系住民集住地域の民俗学的研究―』(関西学院大学出版会、2010年)、『日本より怖い韓国の怪談』(河出書房新社、2003年)、『物と人の交流』(日本の民俗3、共著、吉川弘文館、2008年)、『越境』(現代民俗誌の地平1、共著、朝倉書店、2003年)、『近代日本の他者像と自画像』(共著、柏書房、2001年)などがある。

★ 難波 功士 (なんば こうじ)
関西学院大学社会学部教授。1961年大阪市生まれ。東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。博士(社会学)。専攻は広告論、メディア史、ユース・サブカルチャーズ史。主な著書に『基本の30冊シリーズ メディア論』(人文書院、2011年)、『広告のクロノロジー―マスメディアの世紀を超えて―』(世界思想社、2010年)、『ヤンキー進化論―不良文化はなぜ強い―』(講談社新書、2009年)、『創刊の社会史』(ちくま新書、2009年)、『族の系譜学:ユース・サブカルチャーズの戦後史』(青弓社、2007年)、『「広告」への社会学』(世界思想社、2000年)など。

★ 山口 覚 (やまぐち さとし)
関西学院大学文学部教授。研究テーマは、社会地理学、都市生活、移住。これまでは農山漁村から都市への出郷者を主な対象とし、人々の移動形態や都市でのパーソナル・ネットワーク、アイデンティティの編成に関心を持ってきた。最近では系図学(先祖調査)の世界的なブームについて調べている。超高層マンションの増加に見られるような近年の都市景観・建造環境の変容にも関心がある。主な著書は『出郷者たちの都市空間―パーソナル・ネットワークと同郷者集団―』(ミネルヴァ書房、2008年)など。

総合司会

★ 金 明秀 (きむ みょんす)
関西学院大学社会学部教授、関西学院大学先端社会研究所副所長。研究関心は、社会階層論、社会意識論、社会調査。量的データの統計解析を通じて社会階層論(民族的階層化)と社会意識論(ナショナリズム、差別意識)に取り組んでいる。これらを通じ、社会的不平等と、その不平等を超克するうえで重要な役割を果たすコレクティブ・メンタリティの動態に関心を注いでいる。ここ数年は観光や交通にも関心が広がりつつある。主な著書は『在日韓国人青年の生活と意識』(東京大学出版会、1997年)、『日本の階層システム6 階層社会から新しい市民社会へ』(東京大学出版会、2000年)、『現代高校生の計量社会学-進路・生活・世代』(ミネルヴァ書房2001年)など。