2013年度シンポジウム

[ 編集者:先端社会研究所   2014年9月5日 更新 ]

関西学院大学先端社会研究所 2013年度シンポジウム「グローバリゼーションと他者問題 ―現代日本・韓国・オーストラリアの排外主義」

テーマ:「グローバリゼーションと他者問題 ―現代日本・韓国・オーストラリアの排外主義」

日時:2014年3月1日(土) 13:00~16:30
場所:関西学院大学図書館ホール
備考:本シンポジウムは一般の方々に公開いたします。事前申し込みは不要です。
参加費:無料
お問い合わせ先: 先端社会研究所事務室 (0798-54-6089)

要旨

2013年に入っていわゆる「行動する保守」界隈の活動が激しさを増したことで、ヘイトスピーチやヘイトクライムなどマイノリティに対する差別扇動の問題に広く注目が集まるようになった。2013年の新語流行語大賞トップテンに「ヘイトスピーチ」が挙げられたことは記憶に新しい。しかし、現在の日本で、この種の問題をめぐって交わされている議論には、いくつかの課題がある。本シンポジウムでは、日本、韓国、オーストラリアの3か国における排外主義の状況を例にとりながら、法規制の問題のみには還元されない社会理念について討論を行う。その際、グローバル化が進展する現代において、異文化とどのような関係性を取り結ぶことが日本社会に求められているか、また、そのために差別扇動とどう向き合うべきかが議論のテーマとなる。

報告者:
安田浩一(ジャーナリスト)
金明秀(関西学院大学社会学部教授)
塩原良和(慶應義塾大学法学部教授)

報告タイトル:
・安田浩一
 日本、韓国における草の根排外主義
・金明秀
 同化と排除の共同関係――いくつかの市民意識調査から
・塩原良和
 「他者を管理/放置する場所-オーストラリアのエスニック・マイノリティ政策とそのオルタナティブ」

プログラム

13:00~13:10 シンポジウム趣旨説明  金明秀(関西学院大学社会学部教授)
13:10~13:50 第一報告  安田 浩一(ジャーナリスト)
13:55~14:35 第二報告  金 明秀
14:40~15:20 第三報告  塩原 良和(慶應義塾大学法学部教授)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:30 ディスカッション

報告者プロフィール

・安田浩一
2001年よりフリージャーナリストとして活動。 2012年『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』により日本ジャーナリスト会議賞および第34回講談社ノンフィクション賞受賞。
主要著書:『外国人研修生殺人事件』 七つ森書館、2007年、『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』 光文社、2010年、『ネットと愛国――在特会の「闇」を追いかけて』 講談社、2012年。

・金明秀
専門は計量社会学、社会階層論と社会意識論。
主要著書:『在日韓国人青年の生活と意識』東京大学出版会、1997年、 『日本の階層システム6 階層社会から新しい市民社会へ』東京大学出版会、2000年、 『現代高校生の計量社会学-進路・生活・世代』ミネルヴァ書房、2001年。

・塩原良和
専門は社会学・社会変動論。
主要著書:『ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義』三元社、2005年、『変革する多文化主義へ』法政大学出版局、2010年、『共に生きる』弘文堂、2012年。

2013年度シンポジウムチラシ  [ 1.90 MB ]PDFファイル