2014年度シンポジウム

[ 編集者:先端社会研究所   2015年3月17日 更新 ]

先端社会研究所2014年度シンポジウム

日時:2015年2月27日(金)13:00〜17:00
場所:関西学院大学上ケ原キャンパス 図書館ホール
タイトル:「グローバリゼーションの中の移民」

概要:
グローバリゼーションが進む中、国境を越えた人びとの移動がさまざまな形で注目を集めている。そこには、理念としての多文化共生社会への希望がある一方で、現実には、移民排斥運動やヘイト・スピーチなど数々の深刻な問題が生まれている。本シンポジウムは、ヨーロッパおよび日本における問題状況について、この分野を代表する3名の研究者からの報告をもとに、「グローバリゼーションの中の移民」に関する現実分析と理念的・規範的な観点からの考察とを深めていくことをめざしている。

プログラム:
〈第一部〉
13:00 開会の挨拶
 盛山 和夫(関西学院大学社会学部教授)

13:10〜15:10 各報告者の発表
 宮島 喬氏(お茶の水女子大学名誉教授)
 「移民の包摂と<他者化>とは何か――ヨーロッパの若干の国にみる三重基準から」
 丹野 清人氏(首都大学東京都市教養学部教授)
 「ニセ日系人問題から考える日本の外国人受け入れ」
 二階堂 裕子氏(ノートルダム清心女子大学文学部准教授)
 「『非定住型』外国人との連帯の可能性――ベトナム人技能実習生を事例として」

15:10〜15:25 休憩

〈第二部〉
15:25〜15:50 コメンテーターからのコメント
 蘭 信三氏(上智大学総合グローバル学部教授)
 陳 立行氏(関西学院大学社会学部教授)

15:50〜16:50 総合討論

16:50 閉会の挨拶
 佐藤 哲彦(関西学院大学社会学部教授)

司会:今井 信雄(関西学院大学社会学部教授)

報告の概要:
宮島 喬氏(お茶の水女子大学名誉教授)
「移民の包摂と<他者化>とは何か――ヨーロッパの若干の国にみる三重基準から」
 「移民」と「ヨーロッパ人」の関係は幾つかの国では内在化している(仏元大統領、現首相は共に移民二世)。しかし高技能移民を求める一方、新規移民には同化に近い強い「統合」政策を適用し、結果的に「他者」をつくりだしている。また文化による差異化も「他者化」の一次元をなし、メディアが媒介する「イスラモフォビア」も無視できない。独、仏、オランダを例にしつつ、日本の現状にも関わる意味も引き出したい。

丹野 清人氏(首都大学東京都市教養学部教授)
「ニセ日系人問題から考える日本の外国人受け入れ」
 今日、日本政府は人口減少社会のなかでの少子高齢化対策の一つとして、外国人労働者の活用の拡大と移民受入れの必要性を議論しはじめているが、そこでは、これまで日本がどのように外国人労働者を受入れ、処遇してきたのかはほとんど省みられていない。本報告では、とくに日系人に焦点を当てて、入管行政の中で彼・彼女たちがどのように扱われているのかという具体例から、日本の外国人労働者受入れで何が足りていないのかを示したい。

二階堂裕子氏(ノートルダム清心女子大学文学部准教授)
「『非定住型』外国人との連帯の可能性――ベトナム人技能実習生を事例として」
 本報告では、滞在期間を制限された外国人労働者の事例として、ベトナム人技能実習生を取り上げる。彼/彼女らと日本人の間にいかなる関係が構築されているのか、またいかなる関係を構築することが望ましいのかについて検討しながら、今後の日本における社会的統合のあり方を展望する。

2014年度先端社会研究所シンポジウム.pdf  [ 1.13 MB ]PDFファイル

書評シンポジウム「戦争が生みだす社会―関西学院大学先端社会研究所叢書『戦争が生みだす社会』を手がかりとして―」を開催します。

先端社会研究所では、この度、戦争社会学研究会との共催で、以下のシンポジウムを開催する運びとなりましたので、
ご案内します。多くの方々のご参加をお待ちしております。

書評シンポジウムチラシ  [ 515.93KB ]PDFファイル

テーマ:「戦争が生み出す社会―関西学院大学先端社会研究所叢書『戦争が生みだす社会』を手がかりとして―」

日時:2014年9月15日(月) 13:30~17:30
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス1405号室

備考:本シンポジウムは一般の方々に公開いたします。事前申し込みは不要です。
参加費:無料
お問い合わせ先:戦争社会学研究会事務局 E-mail ssw.adm@gmail.com
        先端社会研究所事務室  E-mail asr@kwansei.ac.jp TEL 0798-54-6085

プログラム

司会進行 : 蘭 信三 氏(上智大学)・山本昭宏 氏(神戸市外国語大学)

13:30      開会の挨拶  野上 元 氏(戦争社会学研究会代表)
13:40 ~ 14:20 荻野昌弘編,『戦後社会の変動と記憶』新曜社
         報告者 福間良明 氏(立命館大学)・蘭 信三 氏(上智大学)
14:20 ~ 15:00 島村恭則編,『引揚者の戦後』新曜社
         報告者 松田ヒロ子 氏(神戸学院大学)・松浦雄介 氏(熊本大学)
15:00 ~ 15:20 休憩
15:20 ~ 16:00 難波功士編,『米軍基地文化』新曜社
         報告者 野上 元 氏(筑波大学)・青木 深 氏(一橋大学)
16:00 ~ 16:45 執筆者からのリプライ
16:45 ~ 17:30 総合討論
17:30      閉会の挨拶  荻野昌弘 氏(関西学院大学)
18:00      懇親会