[SGH]GGPグローバルセミナーを開催しました。<PHD協会>

2019.02.20

日時:2019年2月1日(金)
対象生徒: 1・2年生の全生徒
目標:高校生としてグローバルな視点を持ち、問題意識を高める


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 2月1日(金)PHD協会より、事務局長の坂西卓郎氏と3名の研修生をお招きし、1・2年生の全生徒を対象にGGPグローバルセミナーを開催しました。
 はじめに坂西氏から、PHD協会の活動内容紹介と1分間のスライドを見せていただきました。スライドには12人の子どもたちが映し出され、彼らは不幸なことに亡くなってしまった子どもたちだというお話しがありました。現在、世界では5歳未満の乳幼児が4.8秒に一人の割合で死亡しているというデータから、PHD協会が推進する「国際協力」について具体的に考える機会をいただきました。

 次にミャンマー出身の研修生サンダーモー(愛称:モーモー)さんより、故郷や家族の話、来日した経緯、ご自身の活動内容などについて伺いました。モーモーさんは昨年4月に来日し、現在は日本語と健康問題に関する勉強をされています。故郷ミャンマーでは、マンダレー近郊のタルコ山にある孤児院で働いています。そこでは国境付近の内戦孤児などの身の回りの世話や食事の用意、学校へ通えない子どもに勉強を教えたりなど、100人近くの子どもたちに日々囲まれて生活しています。帰国後は、教育の質の向上や保健衛生・栄養学など、日本での学びを故郷の孤児院で役立てたい、とお話しくださいました。ひとりでも多くの子どもたちの傍にいて助けたい、と献身的に働くモーモーさんのお話から、全ての人の未来と健康を願う気持ちが伝わる講演会でした。

生徒の感想

・何かのために自分や家族の夢を諦めるというのは相当勇気がいると思います。ですので、親を亡くした子供たちのために自分を犠牲にしてまで動くことができるサンダーモーさんはとてもすごいなと感じました。また、サンダーモーさんは日本語を勉強し始めて6週間で習得したと聞いて驚きました。何か目的があるとその目標に向かって頑張ることができると思うので、何かを行う時は目的を見失わないようにしたいと思います。
・最初の1分間が衝撃でした。12人の子どもたちがこの1分間で亡くなりました、というのを聞いて驚きました。世界では今この瞬間にも小さな命が奪われていることを改めて身近に感じました。 また、男尊女卑で女性が教育を受けられないことに関しては、必ず改善しなければいけない問題だと考えます。GLPではもっと女性の教育問題を学びたいです。
・物やお金ではなく、人づくりをすることによってサポートするということが心に残っています。これを聞いてまた支援の方法について考えることができました。こういうのにも参加したいと思いました。村に住む人自らで村づくりに励むことが大事だと思いました。

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