[SGH]通信型交流授業・ハラパン高校来日(GSⅢ) 振り返り

2018.07.20

(ハラパン高校来日後のGSⅢ・通信型交流授業「クロージング」より抜粋)

 今年度4月よりスタートしたグローバル・スタディ(GS)ⅢのSkypeを利用した通信型交流授業および、その交流先であるハラパン高校が実地研修(6月11日~16日の6日間)で来日後の振り返り授業で、GLP3年生がそれらの活動報告をまとめました。

自身がこのプロジェクトで「できたこと・成功したこと・身についた力」について

 問題定義から目標設定・実行・分析反省などの長期的なプロジェクトを行うのは初めてで、計画を立てることの重要性を学びました。また今までは、「分析して改善する」という段階を行う経験があまりなく新しい経験で、分析改善の重要性も学びました。初めから最後まで、大きく躓くことなく両国がこまめに情報共有や計画の確認を行ったことで、スムーズにかつ計画的にプロジェクトを進められたことは、大きな自信にも繋がりました。

プロジェクト前後での自身の変化について

・Skypeでの学習を通して自分自身、もっと日本について伝えることができるようにならないと、日本人としても恥ずかしいと思いました。自国を見つめなおすきっかけにもなりました。

・私は今まで、教育を受けられない人が多いのは、単に経済的な事情からなのだと思い込んでいました。しかしそれ以外にも、教育の必要性を認識されていないことや、その他さまざまな問題が重なり合って起きている問題なのだと知ることができました。また、そのことがアクションの幅を広げることにつながり、やはりまずは知ることが大事なのだと再確認しました。

・お互いの国の社会問題を解決するために、話し合いアクションプランを行うという、大きな目標にはじめは圧倒されていましたが、毎回の道筋を立てていくことで物事が細分化され、自分が今何をしなければならないのかをはっきりと明確にすることができるようになりました。

ハラパン高校との国際交流プログラムに関する感想

・最初は先生主導で進んでいたものが、やがてグループのものになり、自分たちでより良くしていこうという今までに経験したことのない絆のような繋がりが、このプログラムでは感じられました。新しい国際交流の形として、言語も文化も超えて世界と繋がることのできるこのプログラムは、とても有意義なものだと思います。このプログラムに参加できてよかったです。

・即興で英語を話すこと、自分の伝えたいことが伝わらないこともあったので、これからはさらなる英語力の向上に力を尽くしたいと思います。

・このプログラムは本当に学ぶことが多く、受け身の授業よりも自分が学んでいるという実感を持つことができました。また人間性の成長にもつながるので、もっと多くの人に取り組んでもらいたいプログラムだと感じました。

・Skypeを使ったりClassi(学習支援クラウドサービス)を使ったりと、良い意味でも悪い意味でも挑戦的なプロジェクトだったと思います。それは時に大変なこともありましたが、刺激的なものでもありました。

・全体を通して言えるのは、とても良い体験をさせていただいた、ということです。海外の同年代の人との交流、ある問題に対して実際に行動を起こしたり、その計画も一から立てるというのは、貴重な体験だったと思います。このプロジェクトで学んだことをこれからも活かしていきたいと思います。